2008年08月27日

甲子園(詳細編)

“昼餐”の記事もあと2つ残っているが、流石に頭を使う記事を書くには少々疲れてしまったので楽に書ける記事をアップすることに致そう。・・・・・・手抜きとは努々仰る勿れ。

さて。

此度の帰国時には、久々にテレビを視聴した。
何を見ていたかと言うと、彼の『グランキャフェ』に迄テレビを(顰蹙を買いつつも)入れて夜毎放映していたオリンピックの中継では無く、甲子園の中継である。
巨人軍の王貞治選手(現福岡ソフトバンクダイエーホークスの王貞治監督)に憧れて自分も野球遊びを始め、とうとうそれが高じてソフトボールを中・高6年間もプレイした私である。当然のこと、甲子園の中継はハウステンボス滞在中も欠かしたことが無い。
(よく「ハウステンボスまで行って何してんの?」と呆れられてはいるのだが・・・・・・)

そして、今年は90回記念大会である。我が県からも、今年は2チームが参加をしている。そのうち1チーム(千葉経済大付属高校)は端から勝ち上がることなど期待をしておらなんだのでどうと言うことも無いが、もう1チーム(木更津総合高校)は県内では“激戦区”とされるブロックを勝ちあがってきたチームであるので、2回戦の相手が強豪の智弁和歌山高校と言えども勢いで勝ちあがるやも知れぬと期待をしていたのである。

・・・・・・が、負けた。
それも5回に集中打を浴び、逆転されて。
それでも、4回迄は確かに勝っていたのだ。
無論のこと、私は中継を試合開始から終了迄見ていた。
試合は、19:00頃までかかった。
『アムステルフェーン』の営業時間は18:00からなのであるが、飲みに行くよりも此度ばかりは甲子園の中継を優先したのである。

九回の攻防が終了した直後、私はテレビのスイッチを切って荷物を抱え『アムステルフェーン』へと向かった。
当然の如くデ・リーフデ号前のステージではイベントの真っ最中であったのだが、それには全く目もくれずに仏頂面で観客を掻き分けながらデッキを横切り、『ジャックポット』へと入店したのである。観客は迷惑であったであろうが、此度ばかりはそれを気遣う余裕も無かった。

『ジャックポット』では、1ヶ月振りに顔を合わせたTさんが驚いて
「どうしたんですか?」
と、迎えてくれた。余程驚いたのか
「いらっしゃいませ」
の言葉も忘れていた程であった。
「木更津総合が負けた」
「・・・・・・たらーっ(汗)
「四回迄は勝ってたんだぞ。何であそこで三塁打と二塁打を打たれにゃならんのだ!」
差し出されたおしぼりで手を拭き、スッと用意された灰皿を見て煙草に火を付けてから、カウンターをドンと拳で叩く。
・・・・・・ふと見ると、Tさん、洗い物をしながら下を向き、声を殺して爆笑している。
「何が可笑しいんだよ」
「だって○○さん、随分怒ってたから何があったのかと思ったら・・・・・・」
あとは言葉にはならぬ。声のみは必死で殺しつつも爆笑し、取り敢えずとばかりにカクテルを作り、出す。それを飲みながら怒りに任せて語る試合の様子は、EちゃんとHaちゃんがカウンターに戻ってうんうんと聞いてくれた。
(Tさんは流石に普通の女性であるので野球の話には疎い。勝った負けたの話は出来なくも無いが、試合経過を交えながらの話には付いては行けぬ様である)
出された「シーブリーズ」を飲み、漸く気を落ち着けた。その後Haちゃんに「カシス・ソーダ」を作らせた折にTさんと一寸したやり取りがあったのは前に書いた記事の通り。

そして、その日の深夜。
最後のカクテルをもう少しで飲み終わるという頃、『グランキャフェ』に応援に行っていたI君と、何故かT御姉様とMさん迄もがぞろぞろと店内に入って来た。会計は既に済ませてあるので、後は飲み干して店を出るばかりである。
I君とT姐さんは何やら打ち合わせを始めたようである。実はこの日、Eちゃん絡みでちょいと面白い話があるのだが、それはまた後程。
私はグラスを空にし、さて、とばかりに荷物を持って席を立つ。すると、Mさんがスウッと傍に寄って来てニヤニヤと嬉しそうに笑いながら私を見下ろす(・・・・・・と言うのも、私は背が低い為に必然的に双方が立つと大概の方が私を見下ろす恰好になるが故である)。
「何だよ」
「木更津総合、負けましたね」
「途中までは勝ってたんだぞ。ピッチャーも要所をちゃんと締めて、ピンチだって何度も切り抜けて、良い形で点も入ってたんだ!」
「で、何処とやったんでしたっけ?」
「・・・・・・智弁、和歌山」
「順当じゃないですか」
「五回の集中打さえなきゃ勝ってたんだ!何であそこで三塁打と二塁打が出るのサ」
「で、何処とやったんでしたっけ?」
「喧しい!!」
流石に此処まで来ると、エンドレスになりそうな雰囲気が漂う。I君が呆れて
「ありがとうございました!」
これで漸く話が終わり、常宿への帰途へとついた。
以上が「Tさんには笑われ、Mさんには散々イジられた」という顛末である。

尤も、甲子園の話題はこれで終わりでは無い。
翌日、カウンターのEちゃんと盛り上がったのは、その日の第1試合である鹿児島実業高校対宮崎商業の話である。無失策試合で引き締まった好ゲーム、しかもファインプレー続出とあっては話題には事欠かぬ。
「今日はHa先輩(この日は休みであった)、喜んでるでしょうね」
「あ、そっか。鹿児島のコだもんね」
「はい」
すると、またもやMさんが嬉しそうな顔でニヤニヤ笑いを浮かべながら『ジャックポット』に入って来た。
「千葉経済付属、負けてますよ」
「知ってるよ。良いの、あそこには期待してないから。だから昨日は勝って欲しかったのに・・・・・・」
私は、またもや膨れっ面。
満足げに踵を返して戻って行くMさん。
こんなことならMarさん達を連れて行って客を増やすのでは無かったか?・・・・・・しかし、バーテンダーが(幾ら応援が居る開店直後だったとは言え)ふらふらと出歩くなど、『グランキャフェ』は余程暇だったのかしらん?
posted by daydreamer at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | Jackpot Story | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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