2008年09月01日

與那嶺商会 in 『W』

【與那嶺商会】という沖縄のバンドが居る。
リーダーの店長氏と、ボーカルの◎ターシ氏(にじゅうまるターシ氏、と読む)と、ダンサーのアツオニアウエチーノ氏から成るバンドで、ハウステンボスでも(ダンサーは居なかったが)『ムーンシャワー』で8月にライブを敢行している。
歌は本格派、ゆんたく(MC:トーク)は抱腹絶倒、というなかなかに楽しませてくれるバンド。何せ私は“歌もトークも一級品を織り交ぜて”というさだまさし氏のコンサートに慣れているので、単に歌だけでは楽しめぬという厄介な性質を持っているのであるが、彼の如くの私でも充分に楽しませてくれる稀なるバンドと言っても良い。

8月の晦日、この與那嶺商会が我が居住地の近く〜と言うか、住居のある市内である〜の沖縄料理店『W』にてライブを行なった。これを知ったのは、無論のこと與那嶺商会と『W』のサイト上である。
その前の週、ボーカルの◎ターシ氏が同じく『W』でライブを行なっていたが、このときは急用により行くことが出来なかった。そこで、今度こそと思い、前日38℃を超える熱を発したにも拘らず、薬で無理矢理熱を下げ、その日はギリギリまで必要最小限以外はベッドの上から一歩も動かずに体力を温存し、いざとばかりに『W』へと向かったものであった。

さて、『W』は料理屋である。
料理と飲み物を頼まねばならぬ。
病み上がりである。
翌日は仕事である。
「お飲み物は何になさいますか?」
「あ、じゃあ、シークヮーサー割りで」
をい!!
(この後は流石にさんぴん茶(ジャスミンティー)を貰ったが)
他には数品の料理を注文した。
食いつつ飲みつつ、開演を待った。
店長氏のマイクテストは済んだ。
・・・・・・が、待てど暮らせどライブが始まらぬ。
それもその筈、ボーカルの◎ターシ氏が未だ到着していなかったのである。

あらかた料理が片付いてひと息ついた頃、漸く◎ターシ氏が到着した。マイクテストを行い、OKが出ると即座に店長氏がステージに上がり、ライブが30分押しでスタートした。
與那嶺商会(店長&◎ターシ) ライブパート此度のライブは與那嶺商会のファンの方が集まった身内の集まりと思しき雰囲気のライブであったので、『ムーンシャワー』で行なわれたライブとはまた違った趣であった。何せ全19曲中沖縄関連の曲が6曲・オリジナル曲が6曲という選曲であったのだ。
それでも、知らぬ曲ばかりでは無かったというのは矢張り『ムーンシャワー』でもライブを見ていたからであろう。一緒にライブを見ていたM氏が絶賛した店長氏のオリジナル「いにしえ」も無論演奏されたし、「島唄」や「涙そうそう」という広く知られている曲もあった。オリジナルは店長氏と◎ターシ氏と半々くらいであったので、異なる魅力の歌声にうっとりとしたものである。
また、その他には「はじめてのチュウ」や「キューティーハニー」などというアニメソングと呼ばれる曲もあったし、個人的には大好きなポリスの「見つめていたい」や『ムーンシャワー』でも聞いた「スタンド・バイ・ミー」なども演奏されたのである。

途中、この日に誕生日を迎える客を祝うコーナーもあった。どうやら與那嶺商会のメンバーも良く知る“常連客”であったらしい。そこで、◎ターシ氏が遅れそうになりながら『W』へ向かう途上でメールを受信し、急遽購入したケーキにろうそくが点されてステージに上げられた彼の客に全員で「Happy Birthday」を客共々全員で歌い(尤も歌詞は沖縄風に「生まりたる日〜」と歌ったのであるが)、当の客がろうそくを吹き消して祝った。

アツオニア ウエチーノ パート(1)アツオニア ウエチーノ パート(2)また、この日のライブでは『ムーンシャワー』では見ることが無かったダンサー氏(上地氏、というのがその名であるらしい)も登場していた。顔を白塗りにし、「沖縄の方言講座」を行なったりエイサーを踊ったり・・・・・・ギャグ仕立てにしているのがこの與那嶺商会らしいところであった。店長氏のゆんたくも『ムーンシャワー』のときよりも更に磨きがかかり、歌以外では腹を抱えて笑い転げたものである。

最後は
「與那嶺商会の客はこの曲の振りを練習してから来る」
と店長氏がのたまった「涙のワンナイト首里城」でひとまず締めた。
店長氏がそう言うのも道理、『ムーンシャワー』のときと違って客は始めから一緒に踊り、手拍子をし、『ムーンシャワー』ではしなかった振りまでもを付けていた。
全員がライブを我がものとし、心ゆくまで楽しんでいる様が伺えた。
私も、一緒に楽しんだ。

アンコールで3曲、更に
「上地さんがこの曲の衣装を付けていたから」(by◎ターシ氏)
という理由でザ・スパイダースの「バンバンバン」が演奏され、ライブは終了した。
全19曲、1時間半を少々超える間、その歌声に聞き惚れ、トークに笑い、気が付けば時間が経っているという楽しいひとときであった。
またライブに行きたいと思ったのは、さだまさし氏以外では初めてのことであったやも知れぬ。

ところで、私が店内に入ったとき、店員さんに
「テーブルと座敷とどちらになさいますか?座敷ですと混んだら相席になるかもしれませんが」
と問われた。
相席は苦にならぬが、発熱の後とて痛めている膝が少々気に掛かる。そこでテーブル席をお願いしたのであるが、そうと聞くと傍らのテーブルに席を占めていた方々が一斉に移動を始めたのである。他にもテーブルがあるのであろう、よもやこのテーブルではあるまいと思っていた私は慌てて
「あ、それでしたら何処でも良いんですけど・・・・・・」
「いえいえ、構いませんよ」
と、席を移動している方の中にどうも見覚えがある方がおられるような気がする。
見覚えがある筈である。
店長氏がその中に居たのだ。
それと知った私は、恐縮しながら冷や汗をかきながらライブに見入ったものであった。

また、ステージの間、店長氏と◎ターシ氏が客席を回り、挨拶をしていた。私のところにも◎ターシ氏が来た。
「どうも、こんばんは」
と言うターシ氏に、思い切って声を掛けてみた。
「実は2度目なんですよ」
「あ、『K』(都内の拠点)ですか?」
「いえ、ハウステンボスで」
一瞬、動きが止まった。
「え?!」
目を見開き、驚くターシ氏。
「そこで見て、またここへ来て頂いたんですか?」
「まぁ、そうです」
「ありがとうございます!いや、嬉しいなぁ!!」
破顔一笑、その後ハグ。
こちらが吃驚する程の喜びようであった。
「後で一緒に来ますから、最後まで居てくださいね」
・・・・・・確かに、ライブ終了後、食事(ジューシー)を摂っている私のところへお2人が来た。

「店長店長、この方はハウステンボスのライブに来た方だそうですよ」
「え?『ムーンシャワー』に??」
「ええまぁ、9日のライブに行きましたね」
「そうですか!ありがとうございます」
「いえいえ、どうも」
「で、どの辺に居た方かな?あの真ん中の方?」
「いや、みなさんから見て一番左側のテーブルですね」
「あぁ、そう言えば・・・・・・覚えてますよ」
・・・・・・どのように覚えられたのであろう・・・・・・
「ハウステンボスには、偶々?」
「いえ、私、ハウステンボスにはよく行くんですよ。今年は、ええと・・・・・・(と、指折り数える)」
「あぁ、そうなんですか」
「ま、そうです」
「じゃ、ハウステンボスやホテルの方に「あの沖縄のバンド良かったよ」って言ってくださいよ。そうしたら、またライブ出来るかもしれませんし」
「そうですね。じゃ、『ムーンシャワー』の方にでも言ってみましょうか」
「是非!」
ならば『パロット』に居て『ムーンシャワー』にも行っているバイトのSちゃんとでも先ず話をしてみようか?
ハウステンボス全体の常連であるM氏には取り敢えずその旨メールを送ったが。

店長さん&◎ターシさんと一緒に請うて一緒に写真を撮って貰った。
この写真は、楽しかったこのときの思い出の縁である。
そして、ターシ氏との
「またライブに来てくださいね」
という約束の証でもある。
・・・・・・尤も、
「沖縄にも来てくださいね」
という言葉の実現は何時になるかは判らぬのであるが。
posted by daydreamer at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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