2008年09月16日

真夏の昼餐(『おもやい』編)

それでは、随分間が開いてしまったが8月の帰国の折に頂いた昼餐をご覧に入れることに致そう。
残るは、あと2食。

中日の8月9日は、ご存知の通り長崎の原爆忌である。ここ数年はこの日に長崎に滞在することが多く、その折には11時2分の原爆投下の瞬間に鳴らされるサイレン(ハウステンボスで鳴らす訳ではなく、テレビの中の祈念式典で慣らされるものである)に合わせて黙祷し、その後に行動を開始するのを常としている。この日も黙祷後に佐世保へと向かい、駅前をチョロチョロして本を数冊購入し、ハウステンボスへととんぼ返りしたものであった。
気が付けば、午後1時を回っている。連日の酒で過分な食欲は無くなっているとは言え、流石にこの時間には腹が減る。が、酒で胃が参っているので重い食事は遠慮したい。

彼の如くの折に重宝するのが『おもやい』である。
和食の麺料理の専門店で、蕎麦は少々私の好みとは違っているもののうどんは良い出汁で食すことが出来、美味い。私は、こちらではうどんを食し、食欲があるようであればもう1品を追加してオーダーするのを常にしている。
こちらのうどんのメニューも夏に行ったときにはちょいと絞り込まれているようであったが、あっさりしたものもこってりしたものも結構美味かったので、以前の如くに様々なメニューを食したいと思うものである。・・・・・・閑話休題。

『おもやい』昼餐
こちらが、今回頂いた昼餐の内容である。
此度は時間が遅いこともあり、うどんだけでは到底足らぬ故にもう1品、それと飲み物迄もを付けたものである。

じげもんうどん先ず、メインのうどんは「じげもんうどん」である。
長崎の“じげもん”を具にしているだけあって、中々に面白いというのが第一印象であった。
先ずは白眉の汁を啜って胃を落ち着けた。しっかりと出汁を取ってあるので、薄味ではあるが非常に美味い。いつもながら、荒れた胃がこの温かい出汁を含んでゆっくりと落ち着いていく感がある。
具の鶏団子も、鰯のつみれも、蛸も噛むと軟らかな歯応えを残して口中で解け、旨味がじわりと染み出て体中に広がる心地がする。鶏も鰯も少々生臭さがある故に好き嫌いの多い食材であるが、美味い出汁で煮込まれた為か生臭みとは一切無縁の仕上がりであったのが印象的であった。
思いも寄らぬ美味さは、若布やとさかのりなどの海藻類である。私が海藻類が好物であるのでそう思ったのやも知れぬが、出汁を吸った海藻類と海藻そのものの美味さが相まってえも言われぬ美味さになっていたので、ひと口・ふた口と食す手も口も止まること無く、気が付くと既に食すべき海藻類は無くなっていた、という状態であった。

おにぎり「おにぎり」は、以前食したものとは少々違う形で供された。
以前のものはおにぎりの中に具を入れ(確か以前食した折には種を抜いた梅干と昆布の佃煮が入れてあったと思う)、それが2つ皿に盛られていただけであったと思ったが、此度は何も入れずに握ったおにぎりが2つ盛られ、そこにお新香が少量添えてあった。
ご多分に漏れず此処『おもやい』にも外国人観光客(それもアジア系観光客)が多く出入りしているので、その為に中身の見えないおにぎりを止めて白飯のみで握るようになったのやも知れぬ。また、日本人を相手としても好き嫌いのある具材入りのおにぎりを出すよりは飯のみにしようかと思ったのやも知れぬ。いずれにしても、万人向けにするのであればこの変更は是と言うべきであろう。

美少年そして、胃が疲れているにも拘らず頼んだ飲み物がこの「美少年」の冷酒である。
「美少年」は、我が元本籍地(煩雑さに耐えかね、先頃父が本籍を現住所に変更した。故に、私の本籍も必然的に実家の住所に変更になったのである)の県が誇る清酒である。甘口ではあるが、すっきりとした味わいで大変に飲み易く喉越しも胃への負担も大変に軽い。
その為、後に酔いを残さず、あっさりとして飲める酒である。美味いうどんの具を肴として飲み干してしまったものであった。

軽い昼食は、矢張りこの『おもやい』のうどんが良い。
香り高い蕎麦も決して悪くは無いが(但しつゆが関東者の私の好みとは少々外れるのであるが)、うどんの美味さはそれに増して特筆すべきものである。
殊に、飲み過ぎたり食べ過ぎたりして胃が疲れているときは、尚更ここのうどんが欲しくなる。細めのうどんの軽い食感も、あっさりした食事を演出する所以であろう。
いやはや、何とも良い食事処がハウステンボスに出現したものである。夜はろくな食事もせずに呑んだくれる私である故、これからも益々重宝するであろう。
posted by daydreamer at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | Huis Ten Bosch:FOODS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。