2008年11月09日

真昼の太陽(其の参)

口を開いた・・・・・・と言っても、大した話をした訳では無い。
「お食事の前にお飲み物は如何ですか?」
と聞かれただけのこと。
「あ、じゃあ、グラスでシャンパンを何かお願いします」
「畏まりました」
・・・・・・本当に大した話などしてはおらぬな。たらーっ(汗)
ワインなど全く判らぬ私であるから、こういうときの注文も好みだけ伝え、あとはお任せしてしまっているのであるし。

シャンパンアミューズグラスのシャンパンとアミューズ(突き出し)が運ばれて来た。
「戻り鰹と季節の野菜をマリネしたものでございます」
と、Y総支配人より説明を受けた。
辛口のシャンパンで口中を潤してさっぱりとし、アミューズを口に運ぶ。戻り鰹は香りは濃厚なれど強めのビネガーの為か生臭みは全く無く、良い香りと鰹の旨味を存分に堪能した。シャッキリと仕上げられた野菜の新鮮さも相まって食欲が尚更に刺激された。

「○○様はこちらのことを何処でご覧になりましたか?」
不意に、Y総支配人から問いが発せられた。
「あ、六本木のイベントで」
「六本木と言うと『Happy Aperitif』でございますか?」
「そうです。そこでアミューズを頂いて、それで興味を持ったものですから予約を入れたんですよ」
「然様でございますか。ありがとうございます」
満面の笑みで総支配人が答える。
ブースで率先してパンフレットを配っていたのはこの人であったしな・・・・・・。

前菜アミューズを食し終わると、然程の待ち時間も無く前菜の「秋太郎の自家製スモーク アンディーブとリンゴのサラダと共に」が運ばれて来る。
「秋太郎と申しますカジキの一種ですが、こちらをスモーク致しましたものの下にアンディーブとリンゴのサラダを添えてございます。お召し上がりになり難ければこちらをお使いください」
と、スプーンがそっと添えられた。
薄切り・・・・・・とは申してもそれなりに厚みはあったようであるが・・・・・・の秋太郎は、燻製特有の芳香が効いていた。また、燻製である故に余計な油が落ちていて噛み締める毎に魚の身の旨味がじわじわと口中に広がる。サラダは、ちょいと厚めにスライスして小さめに切ったアンディーブ(チコリ)とほんの5mm程度の角切りにしたリンゴをマヨネーズ系のソースで和えてあった。こちらはアンディーブのシャキシャキ感とリンゴの甘味と酸味にマヨネーズのこってり感が程良く合って“こってりした爽やかさ”としか申せぬ一見相反するような絶妙な美味さが保たれている。秋太郎の身をフォークに乗せ、その上にサラダを乗せて食すとあっさりした旨味とこってりしながらも爽やかな食感が何とも言えぬ不思議な美味さを醸し出し、胃の腑に落ち着いていく。
尚、せっかく用意して貰ったものの、スプーンは結局使わず仕舞いであった。が、もしかしたら「アンディーブとリンゴのサラダ」はスプーンの方が食し易かったのやも知れぬ。

パン程無くして、パンも供せられた。
パンは2種類。ケシの実が付けられた丸いフランスパンと胡麻入りの柔らかいパンである。
早速、フランスパンを千切り、一緒に運ばれて来たバターを付けて味わった。小麦粉がふわりと香り、バターのさっぱりした美味さが存分に味わえるパンであった。胡麻入りのパンは、後で料理のソースを味わうのに重宝したものであった。
posted by daydreamer at 18:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 鹿児島散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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