2005年11月13日

ばってん

さだまさしさんのau版ケータイファンサイトが、先日オープンした。
(詳細については別ブログの「さだまさし抄」に記事を書いているのでここでは略す。)


ここのコンテンツに「プレミア着ボイス」というのがあり、この中にさださんが長崎弁で喋っている言葉がある。
ひとつは「時間がきたから早く起きなさい。」
もうひとつは「電話だよ。早く出てくれなきゃ困るんだけど。」
の長崎弁バージョンである。
(まだお聞きになっておられない方の楽しみを奪ってしまうのも申し訳ないので、ここでは標準語(のつもり)に置き換えた。)


ここで、私は少々違和感を覚える言葉があった。
(ご存知の方もおられようが、私の両親は熊本県の出身である。
そして、私が5歳になるまで、周りにお住まいの方はみな同郷の方であった。・・・・・・というのも、両親が就職していた会社の支社(当時)がこちらにあり、とある事情で「集団転勤」となったため、社宅であった当時の住まいはすべてこのとき転勤してきた方々がお住まいであったのだ。・・・・・・と、閑話休題。)
幼い頃から熊本は葦北地方の方言に親しんできた私であるが、
(こういう言い方をしたかなぁ・・・・・・?)
と考えてしまう言い回しがあるのだ。


それは、
「困るんだけど。」
の長崎弁バージョンとして語られた
「困るとばってん。」
という言い方である。
両親に聞かせてみると、確かにこういう言い方はしないと言う。
「困っとやが。」(「と」はほとんど「ど」に近い言い方)
である、と言う。


九州の言葉は、地域ごとに細部は違うとは言え、結構似通っている部分がある。
(・・・・・・とは言っても歴史的な背景があるので鹿児島と沖縄は他の地域とは随分違う。私はおろか、両親ですら解らないことがあると言う。)
だから話の内容は、幼い頃から熊本弁(正確には少々異なるのだが)を聞いてきた私であるから(喋ることは出来ないが)、勿論理解することが出来る。
・・・・・・その所為であろう、言い回しの少々の違いに違和感を持つ、などということは・・・・・・


母に言わせると「長崎ばってん」と言って、長崎やそこに近い地域では「ばってん」を使う頻度が他の地域よりも高いのだそうだが、いかがなものであろうか?
もし宜しければ、その辺りをどなたかにご教授戴きたいものだ。

そうそう、「ばってん」と言えば、私が幼い頃から親しんできたタレントさんでばってん荒川さんという方がおられる。
ローカル番組ではあるものの、あちこちの番組でしばしば目にしたおばあさんの恰好でブラウン管に登場する男性タレントである。(ちなみに、この恰好をしているときには「お米ばあさん」と呼ばれることもあるらしい。)


聞けば、昨年石井トミ子さんという方と組んで「ピンコロズ」というデュオを結成し、「ピンピンコロリ」(つまり「生涯を病気知らずで元気で過ごしましょう。」という意味のスローガン)をモチーフにした歌を出したのだとか。
確かもう70歳に近いお年だったと記憶しているが、今でもお元気でいらっしゃるのだろうか・・・・・・。

posted by daydreamer at 23:15| Comment(10) | TrackBack(0) | さだまさし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
九州の言葉が似通っていると言われると違和感ありますね。
沖縄はもともと別の国ですから九州とは別にするとしても、
私的には大きく三つほどの区域がかなり違うと思われます。

1)福岡の南部、佐賀、長崎、熊本(筑前、筑後、肥前、肥後)
2)鹿児島と宮崎の南部(薩摩、大隅)
3)北九州と大分と宮崎の北部(豊前、豊後、日向)

daydreamerさんが言っておられるのは1)の辺りの言葉だと思います。
2)は鎖国の中でさらに鎖国していた旧島津の領土であえて独特な言葉になっています。
3)は瀬戸内との結びつきが強いので四国などと近い感じです。
2)や3)の地域では「ばってん」はまず使わないと思います。私も使いどころがわかりませんもの。(笑)
Posted by ごま at 2005年11月14日 20:14
う〜ん、佐世保市と長崎市であっても全く方言が違います。だから違和感があっても当たり前かと。
語尾からイントネーションから違うんですよ、ホントに。
佐世保は「○○っちゃん」
長崎は「○○げな」
ニュアンスがちょっとだけ違うんですけどね。

ばってん活用法としては「そいばってんさ〜」くらいなら使います。
意味わかりますか?(笑)
Posted by マッキー at 2005年11月14日 21:37
しょ〜もない記事だというのに、コメントをお寄せくださいましてありがとうございます。


ごまさん

>北九州と大分と宮崎の北部(豊前、豊後、日向)
は違う系統の言葉なのですか。それは存じ上げませんでした。
確かに地域ごとに違いはあるのは承知していますが、それでも私の耳に入るのは狭い地域での比較ですしね。
それから、記事にも書きましたが鹿児島(旧薩摩)の言葉が全く違う系統のモノなのは私も承知しております。実際出水市などに行ってオバチャンたちと話をするとまるでわからない言葉や言い方に出くわすこともよくありますし。
Posted by daydreamer at 2005年11月14日 23:25
マッキーさん

それはそうでしょうね。ウチの方(本籍地)と熊本市内でも言い回しなどが違うことは結構ありますからね。
(と言うのも、ウチの方はもともと肥後と薩摩に挟まれた小さな城下町ですから、両方の言い回しがミックスされているところがあるようなのです。ですから「純粋なる肥後弁」から見るとそーとー荒っぽい言葉なのだとか。)

>ばってん活用法としては「そいばってんさ〜」くらいなら使います。
・・・・・・と言うのはウチの方で「そばってん〜」というのと同じような使い方でしょうか?
Posted by daydreamer at 2005年11月14日 23:27
3)でくくった辺りは小藩分立だった地域でひとくくりにしたけれども地域間はかなり違うと思います。
大分と北九州だったら割と近いですが、宮崎辺りは凄い独特なイントネーションですし。

大分辺りだと語尾が「〜っち」「〜ちゃ」「〜けん」とかを使いますね。
多分観る機会はないとは思いますが、朝の連続ドラマが由布院が舞台なのでそこで大分弁が使われているようです。
(ただゆっくり丁寧に話しているからちょっと違うそうですが…)

大分弁で「しらしんけん」とか「いっすんずり」とか「よだきい」とか「なしか」とかが変な言葉かなぁ〜。
Posted by ごま at 2005年11月15日 05:51
「そうなんだけど、でもですね?」みたいな感じでしょうか。
あと「そいぎんた」ってのもあります。
「それならば」ってところかな?

変な言葉って言われてそうなのか〜って思うんですよね(笑)
「とっとっと」「すーすーすー」は有名ですが。
こんな極端な使い方はしない?けれど、でもやっぱり言ってます。
「こん席、うちがとっとっとよー」
「すーすーすると思ったら、窓のあいとったい」

ごまさん「よだきい」なつかしかです。
学生時代の先輩がよく使っていました。
Posted by マッキー at 2005年11月15日 22:03
ごまさん
う〜む、そこまで行くともはや私には理解不能です・・・・・・。<emoji:asease>
朝のドラマは確かに見る暇無いし、昼の再放送も当然見られませんが、両親が毎朝見ておりますので年末に帰ったときにでも聞いてみます。
(話は違いますが、由布院は故池波正太郎氏のエッセイに幾度か登場した場所ですね。一度は行ってみたいものです・・・・・・。)

マッキーさん
「とっとっと」「すーすーす」・・・・・・あぁ、なるほど。
確かにコレも面白い言葉の範疇に入りますでしょうね。よく使いますから考えてもみませんでしたが。
・・・・・・コレが面白い言葉かどうかはわかりませんが、幼い頃から髪は「さばく」モノでしたし、ぼんやりしていると味噌汁を「ひっちゃかす」コトもありました。コレを学校で言ったらクラスメートに散々からかわれましたっけ・・・・・・。
Posted by daydreamer at 2005年11月16日 18:57
「しらしんけん」:とっても一生懸命という意味ですね。「しらしんけんがんばらんかい!」(一生懸命頑張れ!)とか。大分の人とにかく「しんけん」(とっても)をよく使います。

「いっすんずり」:渋滞の事です。一寸も動かない(ずらない)から来ていると思います。大分の人で標準語だと勘違いしている人が結構いるみたい。

「よだきい」:超便利でかつ史上最悪の言葉。ぴったり当てはまる言葉はないけれど「きつい」「だるい」「めんどうくさい」などを総合したとってもニートな言葉です。宮崎や大分の県民性を表す時に使ったりされますね。
Posted by ごま at 2005年11月16日 23:19
「なしか」:どうしてという意味です。疑問形で不満を表す時などに使います。「なしか〜、それするん?しんけんよだきい〜」(まじっすか?それするの?超やるきね〜)とか。ちなみに「なしか」という焼酎もあります。(笑)

ちなみに「いいちこ」はいいよって意味です。「いいちゃ」とかと同じような意味で宇佐あたりでよく使う言葉です。

上に上げた言葉は大分では日常的に良く使われる超メジャーな方言ですよ。
Posted by ごま at 2005年11月16日 23:19
そのように伺うと知らない言葉が随分あるものですね・・・・・・。<emoji:taraaa>
やはり日本語(殊に方言)は難しいものだとつくづく実感致しました。
Posted by daydreamer at 2005年11月17日 22:27
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