2005年09月09日

さだまさし3333回コンサートin武道館(3)

さて、前回はゲストとの歌の感想を中心に書いてきたが、もちろん、さださんの真骨頂はソロでの歌であることはみなさんご存知の通りである。


「今年の夏はひたすらスタジオにこもって、何の思い出も作らずにいました。何のためかと言うと、どうしても発売日を9月7日にしたかったんです。(客席から拍手が沸く)・・・・・・いやいや、拍手はいりません。買って。(爆笑)」というトークのあった(何ちゅう紹介だ・・・・・・)ニューアルバム『とこしへ』からは、既にご紹介した「さよならさくら」、タイトルソングの「とこしへ」、そして「MOTTAINAI」の3曲が披露された。それぞれの歌にまつわるトークもあり(「MOTTAINAI」のトークのときなどうんうんと頷きながら聞いている方もだいぶあったし)、また、大変に聞き応えのある曲であったと思う。・・・・・・私の好みからすると、この3曲のうち好きになりそうなのは「とこしへ」では?とも思った・・・・・・のは、また別の話で。


それよりも、今回のコンサートは熱唱型の歌が多かったように思う。玲子さんとのデュエットの後に歌った「道化師のソネット」「セロ弾きのゴーシュ」では、イントロのときから《思わず》と言った感じの拍手が上がっていたし、エンディングにチョイスした「奇跡」「青の季節」のときはなんとも言い尽くせぬ静かな雰囲気が漂っていたように思う。


そして・・・・・・アンコールは2回。一回目は「たいせつなひと」。ギター一本で歌い上げ、歌い終わると「あなたを愛したいくつかの理由」の後で玲子さんに手渡されたバラ一輪を観客席に放り投げ、退場した。それでも鳴り止まぬ拍手に背を押されるようにして出てきたさださんが最後に歌った「主人公」。ラストソングとしてよく歌われる歌であるが、そして、そのためか何度も何度も聴いてきた歌であるが、それでも思わず目頭が熱くなったのは私だけではなかったと思う。(本文続く)

思い切り余談になって誠に申し訳ないが、私が「さだまさし」にハマった歌は「東京」(by『夢回帰線』)であるのだが、「さだまさし」から逃れられなくなったのは、この日に歌われた「道化師のソネット」をテレビで見てからであった。(多分『夏 長崎から』の放映だったと思う。この後白鳥座と一緒に「チャンス」を歌っていたのだから。)何とも言えない程の清々しい哀しさに溢れていたメロディーはもちろん、歌詞に思いっきり一目惚れをしたのだ。聴いていて、泣きたいほどに切なくなり、それでも力を与えられたような心持ちにもなり・・・・・・。


さださんの歌は不思議だと思うことがある。普段は気にも留めないが、自分の心が弱くなったり悲しいことがあったりすると何とも言えぬほど心に染みるのである。・・・・・・恥ずかしながら、何かに落ち込んでアルコールに依存しなければ眠れぬ夜が幾晩も続いたとき、(他にも目を向けてみようか・・・・・・?)と思えたのは「On The Way〜道の途中で〜」という歌がきっかけだったりする、ということもあるのだから。


「いつか本当に笑いながら話せる日が来るから」(「道化師のソネット」


「僕らはいつでも道の途中、力の限りに時の流れを生きて生きて・・・・・・」(「On The Way〜道の途中で」


やっぱり、(トークの中でもこのような話があったのだが)「今日を精一杯生きる」のが一番大切なのだな。振り返ると、恥ずかしくなるようなこともたくさんあるけれど。それでも。

posted by daydreamer at 20:43| Comment(5) | TrackBack(1) | さだまさし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
主人公

いい歌ですね。私も大好きです。確か、

君の人生ではいつも、君が主人公

だったかな??僕も感激して聞いていました。親父の一番長い日と言う歌も好きでしたよ。もちろん関白宣言も。。。
古い歌ばかりでごめんなさい。私がさだまさしさんの歌を聴いていたのは20台前半でしたから。。。

本当に優しい詩を書く人ですね。
Posted by ふくちゃん at 2005年09月10日 21:57
さだまさしさん、あまり聴かないのですが、キーはあうのでカラオケでは歌う事はあります。
「秋桜」とか「天までとどけ」あたりです。(「北の国から」もあるかな)

ネット上の知り合いで大阪のピアニストの方がさださんのファンで長崎まで行かれたりしてました。たしかdaydreamerさんと同じような感想を言ってましたね。
Posted by ごま at 2005年09月11日 06:35
コメントありがとうございます。

ふくちゃんさん
「主人公」は、ファンの間の人気投票では不動の1位を誇る歌です。
「小さな物語でも 自分の人生の中では 誰もがみな主人公」というフレーズが頭から離れません。・・・・・・そう言えば、この歌を作ったときのさださんはまだ20代でしたね。<emoji:mood>

ごまさん
さださんの歌は男性にはキーが高すぎる、とよく言われますが、歌えると言うことはごまさんご自身も高めの声でいらっしゃるのですか?
さださんの歌は、正に記事に書きました感想が好きにもなり、嫌いにもなる原因だと聞いたことがあります。ハマる方はとことんハマるけど、嫌う方には蛇蝎の如く嫌われるそうで・・・・・・。(自分の心の内を抉られるような気分になるとのことです。)<emoji:asease>
Posted by daydreamer at 2005年09月11日 23:51
さださんの曲は確かに高めですね。私は歌える高さです。というかファルセットなら音程はやや不安定になりますが、女性の曲でも歌えますから。(笑)

さださんに関して私はニュートラルですが、曲によって好き嫌いがありますね。
「秋桜」などは非常に好きですが、なんて曲か忘れましたが酷く気に入らない曲もありましたよ。
Posted by ごま at 2005年09月12日 02:46
曲によって好き嫌いがあると言うのはむしろ当然のことでしょう。
さださんのファンである(と公言し、ファンクラブにも入会済みの)私も、何度もリピートして聴く歌と、1度聞いただけで2度と聴かない歌がありますし。

それについてはHTBも同じことが言えますですね。
いくら大好きなHTBとは言え、意識的に行かないスポットもあるくらいですから。
Posted by daydreamer at 2005年09月12日 12:19
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