2005年04月22日

サンタクロース?

サンタ?オーディン?これは、2003年のクリスマスシーズンに行われた「ライティングセレモニー」の一場面である。ご覧戴いている場面は、サンタクロースがセリで上がってきているところである。


このショーは、舞台上でバレエ風の踊りが披露された後、ご覧のサンタクロースがセリで高い位置に上がり、持っているワンド(杖)をドムトールンに掲げると、ドムトールンの上に花火が上がって街中がライトアップされる、と言うショーであった。


で、賢明なみなさんは既にお気付きのことと思うが、このサンタクロースは白い衣装を着ている。赤い衣装のサンタクロースを見慣れている私にはこれがどうしてもサンタクロースに見えず、むしろ北欧神話の主神「オージン」を連想してしまったものだ。もっとも、オージンは片目が無いのでこのままの姿ではないのだが。)

ちなみに北欧神話(ゲルマン神話)は、アイスランド・ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・イギリス・ドイツなどに伝わる神話で、よく知られているギリシャ神話などとは全く別の系統の神話である。戦乱の絶えなかった地らしいエピソードもたくさん残っており、神々が魅力的に描かれているところはギリシャ神話に勝るとも劣らない。主神オージンやその妻フリッグ、雷神ソール、恋多き女神フレイヤ、裏切り者のロキ・・・・・・。(特に終末を描いた「ラグナロク〜神々の黄昏〜」は血沸き肉踊るエピソードがふんだんに盛り込まれている。)

また、意外に知られていないことではあるが、曜日を表す英単語で北欧神話の神々に由来するものもある。
「ティール=Tiw(ティゥ)=火曜日(Tuesday)」「オージン=Wotan(ヴォータン)=水曜日(Wednesday)」「ソール=Thor(トール)=木曜日(Thursday)」「フリッグ=Frigg=金曜日(Friday)」がそれにあたる。ちなみに「ティール」はオージンよりも古い起源を持つ北欧の“戦の神”である。

それから、お馴染みのサンタクロースの赤い衣装であるが、初出はコカ・コーラのポスターなのだそうだ。コカ・コーラ社が自身のイメージカラーである赤色に塗った衣装を着せたサンタクロースのポスターを世に出したところ、このサンタクロースが世界中にバッと広まったのだそうである。
posted by daydreamer at 23:42| Comment(6) | TrackBack(0) | 想い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このショーは見ていないんですよね。この季節の帰国は1月でしたから。
12月はTDSのカウントダウン参加のために予算がなかった(涙)(たった一枚のはがきが当たるという奇跡が起きたので浮気しちゃいました)

サンタクロースの話勉強になります。
そうか元々赤いのは宣伝だったんだ。
Posted by ウラキュー at 2005年04月24日 08:41
きょうエルナは、ワンとか披露したかったみたい。
もっともきのう、街も位置した?
もっともきのう、北欧まで位置した?
Posted by BlogPetの「エルナ」 at 2005年04月24日 10:14
凄いですね!ウチの地元のカウントダウンにはがき1枚で当選ですか!!
私はハナっから諦めていますので応募したことすらありませんが。

サンタの話はうんちくバリバリの話で申し訳ありません。
北欧神話については、何かの弾みで書こうとした(今でもしていますがまだまだ全然形にすることができません。(T_T) )ファンタジーの関係であれこれ調べたことをそのまんま書いただけです。A^_^;
で、「コカ・コーラの宣伝云々〜」は、某掲示板のkotobuki師匠の書き込みから引用(抜粋)したものです。あの当時シリーズものとしてクリスマスの話をあれこれ書いておられましたね。
kotobuki師匠は「今さらクリスマスレポ」も「森の家に行こう!」シリーズも未だ途中ですし、それでなくてももう一度お話したいのですけどね。
Posted by daydreamer at 2005年04月24日 22:21
daydreamerさま、あちこちの記事にコメントを致しまして申し訳ございません。北欧神話はわたくしも興味がございまして楽しく読まさせていただきました。

土曜日はなぜだか農耕神サトゥルヌス(Saturnus) ですが、この方はローマ神話のご出身なのが不思議ですね。
ラグナロクを神々の黄昏と訳したのはワグナーだそうで、彼はそのまま自作のオペラ「ニーベルングの指環」の最終章に組み込んだのは有名な話ですね。
残念ながら私はこのオペラを通して聴いた事はございませんが、各章を独立で聴いても一級のオペラに仕上がっているのはさすがだと思っております。

それにしても白いサンタクロースをあえて出すというのはハウステンボスのセンスは素晴らしいと感じ入りました。機会がありましたら、クリスマスの季節も訪れてみたいですね。
Posted by rosemary at 2005年05月31日 23:07
「神々の黄昏」は“類稀なる名誤訳”と言われることが多い言葉ですが、フレーズの美しさが私は好きです。
北欧神話をまとめたスノリ・ストゥルルソンなどは「ラグナレック(偉大なる神々の暗闇)」と言っているようですね。

ワグナーの「ニーベルングの指環」は、残念ながら見たことはありませんが、英雄ジークフリート(シグルド)の話は他で面白く読みました。
民族が近いせいか、「アーサー王伝説」と同じような匂いを感じます。(笑)

HTBのサンタクロース、あちこちを歩いている(笑)サンタはお馴染みの赤い服を着ていますが、このとき(白い服のサンタを見たとき)は結構インパクトがありましたね。
Posted by daydreamer at 2005年06月02日 22:32
daydreamerさま、こんばんは。
「類稀なる名誤訳」。確かにその通りでございますね。

「ニーベルングの指環」は、北欧とドイツ神話をベースにワグナーが独自に叙事的脚本に仕立て直したものですから、別の物語と考えた方がよろしいですね。
単作では「ワルキューレ」(第一夜)が最も上演されていますが、わたくしは「ジークフリート」(第二夜)や「神々の黄昏」(第三夜)の方が好みでございます。

 ワグナーといえば初期の作品で「さまよえるオランダ人」というオペラがございまして、これも大変良く出来たオペラですからアレンジしてハウステンボスのイベントなどに用いると面白いのではないかと思います。

 クリスマスの時期に訪れるとサンタクロースがあちこちに歩いておられるということをお伺い致しまして、今年はその時期に訪れる事も考えようかと思い始めております。
Posted by rosemary at 2005年06月04日 21:03
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