何せ廃墟を免れた施設は現経営陣が満を持して導入しては今ひとつ奮わなかったものばかりであり、廃墟にさせられた施設の中にはそれらと競合するであろう人気施設が数多く含まれていたのであるから。
この現状を憂い、私は、必要最低限の旧状回復或いは経営失敗の責任を取っての経営陣の退陣を求めるメールを送付し、返答無き場合はハウステンボスを訪れず、最悪の場合は見限る旨を申し出た。
一言なりとも返答があれば、再考の積もりであった。が、存じ寄りの傲慢なる上層部は、黙殺でこれに応えた。
故に、私はハウステンボスへ行くのを止めた。そして、私も似非ライターも自ブログのハウステンボスの記事の更新を止めた。
その後幾度も聞く悲しいニュースに心を痛め、こっそりと訪れて売上に手元の僅かなものを上乗せしようと思う心を抑えたことか…。恐らく現経営陣にあるであろう
「ハウステンボスの常客は何をしても離れることは無い」
との甘い思考を打ち消さんが為に。
…実は、今週末、その戒めを破って彼の地を訪れる。知り合いの要望に依るものである。
意志の弱さを笑わば笑え。泣く子とお姉ちゃんには逆らえぬという言葉も有るではないか…ちと違ったか?
それはさて置き、彼の地では無沙汰の詫びに回らねばなるまいなぁ。それだけの時間がたった2日間で取れるかどうか。
因みに、似非ライターも此度ばかりは記事を些少ばかり更新する気になったようである。