2007年02月17日

好事福盧 再び

昨年も確かこれについての記事を書いたが、再び投稿をさせて頂く。

冬にしか購入が出来ぬ菓子がある。その舌触りと言い、喉越しと言い、清冽な香りと言い、上品な甘さと言い・・・・・・甘いものが嫌いな筈の私の心をすら捉えて離さぬのである。
菓子の名を、「好事福盧(こうじぶくろ)」と言う。

『村上開新堂』外観これを販売しているのは、『村上開新堂』という老舗の洋菓子屋である。洋菓子屋と言っても、ケーキなどは置いておらぬ。この「好事福盧」(夏は「オレンジゼリー」が出るのだそうな)と「ロシアケーキ」というバターの香り高く添えられたジャムも非常に美味なクッキー状の焼き菓子のみである。それだけに、既に「看板メニュー」となっているこれらの菓子についての店側の自負がありありと見えてくる。また、これらの菓子は、何れもその自負に負けぬ程に美味いのである。

店外ディスプレイそうは言っても、ガイドブックなどに取り上げられる「名物メニュー」は何と言っても「好事福盧」の方である。これは、前日までの予約製造であるので、あらかじめ予約を取らぬと購入することすら出来ぬ。事実、私がこれを購入していた折、若い女性の2人組が購入の可否を店頭で問うて断られているのを見た(予約客の私の手前もあったのやも知れぬが)。行き当たりばったりが大好きな私も、これだけは宿と共に予約を忘れぬ。
今まで寡聞にして気付かなかったが、店外にもこのようにディスプレイされているのは、やはり「好事福盧」なのである。この風流な展示の仕方に京都の洗練された和の趣を感じたものである。

好事福盧(パッケージ付)好事福盧(内容)これが実際の「好事福盧」である。本物の紀州みかんを刳り貫き、絞った果汁に砂糖とリキュールとゼラチンを合わせてむっちりとした食感に仕上げてある。みかんの味が濃厚に残り、甘過ぎずサッパリとした味わいで、後味にはみかんの爽やかさだけが口いっぱいに残るのである。
何でも、みかんが手に入る時期にしか作らぬ故、冬季限定の販売になるのであるとか。拘りここに極まれり、であるが、このように美味いものを提供する為であるのならば、未来永劫存分に拘って欲しいものである。
posted by daydreamer at 04:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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