2007年08月04日

新しき顔を迎えて(其の参)

「ところでさ、見たこと無い顔が居るんだけど」
「・・・・・・もう少々お待ちください。今、いっぱいいっぱいなんで」
この“いっぱいいっぱい”は、当然Tさんでは無い。新顔の方である。
そのとき、新顔はビールを用意していた。何杯も注いではカウンターに置き、それをS君とTさんが間を置かず運ぶ。奥に居るTaさんが時折ひょいと現れてはつまみの皿を並べ、それも間髪入れずに運ばれていく。
一段落つき、スタッフ全員がやれやれと肩を下ろしたところで
「H君、ちょっと」
「はい」
と、Tさんが新顔を呼ぶ。
「H君です」
「はい、よろしく」
「○○さん」
ペコッと頭を下げる新米バイトのH君。
「・・・・・・アタシの趣味で取った訳じゃないですよ」
と、Tさんが付け加える。
「そらそーでしょ」
と、こちらも返す。が、このH君、そうTさんが付け加えたくなるのはよく判る。何せ今までバーテンダーのMさんやらTaさんやらNさんやらIさんやらを見慣れた目には、このH君の“ジャニーズ系イケメン”がひときわ引き立って見えるのだ。
「目の保養ですよね」
と、Tさんがポツリ。こちらも、何も言わずに頷き返す。

「そう言えば、あのコもう来ないの?」
「M子ですか?今日はこっちには来ませんけど、居ますよ」
「あ、そ。んじゃ、これ、渡しといてくれる?」
「はい、お預かりします」
と、これも実はTさんのボールペン同様の“廃品利用”の土産を渡した。実はこれは・・・・・・
・ウチのイトコドノ(関西在住)がこちらへ遊びに来た。
・当然、イトコドノはT○Rに遊びに行きたがった。
・そのとき、丁度T○Sは「開業5周年」であった。
・故に、限定グッズが山程売られていた。
・イトコドノは、安価な土産を山程購入した。無論、私も手伝わされた。
・そして、その折の土産代は全て私の財布から出た。
・ところが、その土産が余った。
・イトコドノは、何を考えたかそれを私に送りつけた。
という経緯の元、私に手元に来た。しかも、送料込みで¥5,000を要求してきたのである。
これは、姪っ子に甘い父(イトコドノにとっては“優しい伯父ちゃん”)のひと言により、しぶしぶ“購入”したものである。が、私はこちらのグッズを全く好まぬ故、コンナモノが手元にあってもどうしようも無い。
そこで思い出したのが、ミ○○ー好きのMちゃんである。彼女ならば、自分で使うなり友達に配るなり如何にでもするであろう。・・・・・・という訳で、持参したのであった。

と、これをTさんに預けて後、Tさんがテラス席へと向かってしばらくすると、この様子ではもう顔を見ることはあるまい、と思っていたMちゃんが『ムーンシャワー』から来たのである。どうやら氷を貰いに来たような様子であったが・・・・・・。
「おー、久し振り」
「お久し振りです」
と、Mちゃんとのゴアイサツ。
「あのね、Tさんに渡しといたモノがあるんだワ。後で貰っときなさいね」
「はい、ありがとうございます」
・・・・・・今は唯“廃品利用”がMちゃんにバレないことを祈るばかりである・・・・・・
posted by daydreamer at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Cafe・De・Haven Story | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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