2007年10月18日

やさしさの、ひととき(其の参)

19:00からの「クルーズ」は、無事に終わった。
生憎の曇天とて“星空”を見ることは叶わなかったが、その代わり“夜景”はたっぷりと堪能したものである。また、同行の方や、ご一緒させて頂いた方とたっぷりとお話をすることが出来、これもまた多いに楽しんだものであった。

さて、「クルーズ」を終え、同行の方は『ヴィノテーク』へと向かわれ、私は『カフェ・デ・ハーフェン』へと“飲み直し”に向かった。途中、『アムステルフェーン』の前の屋台傍に差し掛かったとき、人込みを掻き分けて進む途中、屋台の前に居たスタッフとバッタリ接近遭遇(しかもバッチリ目が合ってしまった・・・・・・あせあせ(飛び散る汗))し、言葉に詰まった私の口から咄嗟に出たのはこともあろうに
「只今」
のひと言。相手も一瞬ウッと言葉に詰まったのがこちらにもありありと見て取れたが、テキもさるもの、
「お帰りなさい」
と、言葉を返した。いずれお目に掛かった折には非礼を詫びたいとは思うが、どちらの所属のスタッフかは終ぞ分からず・・・・・・。

それはともかく。

戻ってきた『ハーフェン』は、先程とは打って変わってゲームを楽しんだりカウンターで談笑する客がそちこちで見られた。そこで、いつもの席によっこらしょと腰を下ろすと、カウンターの向こう側から私を呼ぶ声が・・・・・・。
誰かと思ってそちらを見ると、そこにはここ『ハーフェン』でよくお会いする『パサージュ』内の『K』のお2人が私を呼んでいる。昼にも実はお会いしていたのであるが(そのときは先方は当然仕事中、私は客、その割にはペラペラとよく喋っていはしたが)、折角なのでとそちらへ席を移動する。
「どうも昼間は」
「こちらこそ」
と、話を始める。

時期も時期とて、話題は先ず「サンヴァンサン祭」から始まった。
「サンヴァンサンにはもう行ったんですか?」
「今日はね・・・・・・『RIN』やら何やらで行って無いんですよ。取り敢えず「タートヴァン」は買ったんですけど」
「あ、そうなんですか。で、当然買ったのは・・・・・・」
「ま、「ゴールド」の方ですね」
「やっぱり」
「そりゃ、折角ですからね」
「で、明日は勿論行かれるんですよね」
「そりゃ、まぁ。どうせならゆっくりと飲めるときに行きたいですからね」
ここまでは、主に話し相手は店長さん。すると、隣りの女性の方が
「そうなんですか。じゃ、私と明日会うかもしれませんね」
「あれ?明日は「サンヴァンサン」の方へ??」
「そうなんです。私、明日お休みなんですよ」
「へえ。じゃ、ゆっくり出来ますね」
するとまたもや隣りの店長、
「信じられます?この連休の最中に休みをとるなんて」
と、茶化す。これに口を尖らせて
「お休みが欲しいとは言いましたけど、連休の真ん中とは言って無いですよ」
と、少々膨れる。
「明日はメイン会場の方に、オトコ引き連れて来ますよ」
と、すっかりからかいモードであったのだが、そこへ『按針』のスタッフが、『K』のお2人にお知り合いがいらっしゃることを告げに来た。
「じゃ、そっちの方へ行くかなぁ・・・・・・すみません、それじゃ、これで」
「はい、それじゃまた」
「明日、「サンヴァンサン」でお会いしましょうね」
「ええ、本当にお会いできるといいですね」
と、お2人は連れ立って席を立つ。

10.6「ブルーハワイ」この間に、Tさんがカクテルを作ってくれていた。
「先刻「スプモーニ」飲んだって聞いたから色を変えて・・・・・・」
とのことで、出てきたのがこのカクテル。青い色で、味はパイナップルやレモン等々・・・・・・と来ると、これは「ブルーハワイ」のアレンジ版であったか?酸味が程好く効いた私好みのカクテルであった。

このカクテルは、お2人と話をしている間に無くなってしまっていた。そこでTさん、見慣れぬボトルを取り出す。
「○○さん、「スロージン」って御存知ですか?」
「いや、聞いたこと無いけど・・・・・・」
「コレがそうなんですけど、スモモを漬け込んだお酒なんですよ」
「ほう」
「それでですね、前に外国のお客さんにこのボトルを見せたら、その方がコレに使うスモモを栽培してる方だったんですよね」
「ありゃま。そらまた奇遇だねぇ」
「そうなんですよ。コレ、飲んでみます?」
「うん。じゃ、それで何かお願い」
10.6「クラウディー・スカイ・リッキー」アレンジヴァージョン・・・・・・という訳で出てきたのがこのカクテルである。
「コレは、何?」
「コレはですね、「クラウディー・スカイ・リッキー」っていうカクテルがあるんですけど、それのアレンジ版です」
何だかんだと言いながら、この人の引き出しも決して少なくは無い。そして、最初の頃は兎も角、最近ではディーラーとしてゲーム台の前に立つことが少なくなり(代わりに最近ゲームを取り仕切るのはバイトの面々である)、いよいよもって女性“バーテンダー”として磨きが掛かってきたようで、次から次へと面白いものを出してくる。
これは、甘酸っぱさが面白く、そして思いの外美味いカクテルであった。色も綺麗であるし、それ程アルコールも強くない・・・・・・となると、女性客に多いにウケるのではないかと思われた。丁度胃を悪くして病院に通っていた(のであるが、このとき『ハーフェン』の面々はそれを知らなかった。今回のカクテルは、全て偶然の賜物である)私であるから、胃にやさしい程度のアルコールを喜んでいたものであった。

丁度店長のTaさんが目の前に居る。Tさんはそのすぐ隣に位置している。そこへ、ルーレットの客の相手を終え、バイトのH君がカウンターに入ってくる。
今まで切り出すことが出来ず、私は手元を持て余していた。
ここの灰皿は、カウンター入口のすぐ近くに積んであるのを以前から見ている。
「H君、灰皿取ってくれる?」
ここでTさん、プッと吹き出し、そのまま可々と笑う。
「○○さん、何もわざわざ遠くのニンゲンに言わなくても・・・・・・解りますけど」
目の前のTaさんが、何も言わずに灰皿を出す。
心なしか仏頂面のようにも見える。
「ま、偶には良いっしょ」
面倒なので訂正はせずにおいた。
この“解りますけど”の言葉は、後程に思いも寄らぬ形で立証されることになる。
posted by daydreamer at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | Cafe・De・Haven Story | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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