2007年10月25日

やさしさの、ひととき(其の拾)

ここ『カフェ・デ・ハーフェン』は、スタッフが若手で占められている所為か気安い雰囲気であり、冗談話や馬鹿話に興じていることが結構ある。元々は《カジノバー》として、もう少し社交場的なものをイメージしていたのではないかと思われるのだが・・・・・・あせあせ(飛び散る汗)
(それが証拠にスタッフの制服はホテルバーや『グラン・キャフェ』などと同じものである)
尤も、リニューアルオープン時のスタッフがTさんやMさん(当時の店長のNaさんはイベント開催の為もあって『ムーンシャワー』に行きっきりになることも多かったようであるし・・・・・・)では、重厚な雰囲気など作ろうにも作れぬのではないかと思われる節も多々ある故に致し方あるまい。

それはさておき。

また、グラスが空になった。
「次は何にしましょう?」
「そうね・・・・・・昨日の「スロージン」を使って何か作ってくれます?」
と、注文する。
「じゃ、昨日は私が作ったから今日は●君ね」
と、Tさん。
何も言わずスッスッと材料を揃え、カクテルを作るTaさん。

10.7「クラウディー・スカイ・リッキー」アレンジヴァージョン「これは、何ですか?」
「「クラウディー・スカイ・リッキー」のアレンジヴァージョンです」
済ました顔で、Taさんが言う。
「あれ?昨日Tさんが作ってくれたのも「クラウディー・スカイ・リッキー」のアレンジじゃなかったっけ?」
「そうですね」
と、Tさん。
他にバリエーションは無いのか?
ともあれ、口に含む。
これは、少々炭酸が強いカクテルである。炭酸自体は嫌いでは無いが、あまり口にせぬ私であるのでこればかりはTさんに軍配が上がるか?思ったよりも甘みも口に残るかの如くの味わいであるような気もするし。

ところで、斯くの如くスタッフとの会話を主に書いていると、少々誤解を招くやも知れぬのでお断りしておく。
この日も、前日も『ハーフェン』は結構客が入り、忙しかったのである。その為、スタッフが忙しく立ち働いているのはお察しの通り。しかし、「スタッフが走り回っていた」と書いても面白くも何とも無いので、こちらでは私とスタッフ他との会話を中心に文章にしているのである。
故に、こんなシーンも出てくる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Tさん、ドリンクを調える。
Taさん、フードを調えるのが一段落し、やれやれと奥から出てくる。
それを目ざとく見つけたTさん、
「●君、これ△番テーブルね」
何も言わず、Taさん、調えられたドリンクを運ぶ。
Tさん、後片付けがてらカウンターで客の相手をする。
「アンタねぇ・・・・・・店長をあごで使いなさんなよ」
「大丈夫ですよ、●君なら」
「(戻って来たTaさんに)アンタもアンタだ。店長なんだからもっとドンと構えてなさい」
「でも、ここ、“店長”って構える雰囲気じゃないですよね」
「だけどさぁ・・・・・・」
「(声を潜めて)年上には逆らえないですよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と言っても、これで何となくも危うくもバランスは取れているようであるし、これ以上は部外者がどーのこーのと口に出すことでもあるまい。

「そうそう、○○さん、Mなんですけどね」
と、Tさん、現在『グラン・キャフェ』のバーテンダーであるMさんの話題を振る。
「ああ、Mさんね。どうかしたの?」
「今ですね、“ハウステンボスのチャン・ドン・ゴン”って言われてるんですよ」
「何?“チャン・ドン・ゴン”だぁ??」
「はい」
「また面白いコトを・・・・・・これは『グラン・キャフェ』行ってからかって来なきゃならないな」
横でMさん、
「僕は『ムーンシャワー』へ行こうかな。久々にメニューもチェックしたいし」
「あ、『ムーンシャワー』だったらMちゃん居ますね」
「あれ?辞めたんじゃなかったの?」
「いや、Mちゃんは居ますよ。Aちゃんの方は知りませんけど」
・・・・・・そう、以前の記事では誤解を招くような書き方をしてしまったが、『ハーフェン』の前任のバイトであるMちゃんは、現在『ハーフェン』に所属するS君と入れ替わりに『ムーンシャワー』に異動したのである。

この辺りでS君、カウンターの方に来る。
「いや・・・・・・疲れましたね」
「お疲れさん。ずっとディーラーで気も使うやろ?」
「それもそうですけど、俺、今、あんまり寝て無いんですよ」
「ん?どうした?」
「今、論文仕上げてるんで睡眠時間2〜3時間なんですよね・・・・・・」
聞けば、その論文が通れば格安でハワイへの短期研修が出来るとのこと。それも、ショートステイなどでは無くホテル滞在での研修なのだそうである。
「へぇ、凄いじゃん。頑張れ」
「ありがとうございます」
「それにしてもなぁ・・・・・・そうなると“慣れたバイトさん”が居なくなっちゃうんだなぁ・・・・・・」
「でも、俺、ここに所属になってトータルで2ヶ月と一寸しか居ないですよ。だから、一番新米です」
「何言ってんだか。その前に『ムーンシャワー』にどれだけ居たのよ?」
ニヤリと、S君が笑う。

気が付けば、時刻は23:00に近くなっている。
「じゃ、本当に『グラン・キャフェ』行ってアノヒトからかってくるワ」
「本当に行くんですか?」
「まぁ、ね。季節のカクテルも飲んでみたいしね」
「じゃ、僕も『ムーンシャワー』に・・・・・・」
私とMさん、揃って席を立つ。
「じゃ、一寸行って来るね」
と、『ハーフェン』を出る。
またも勘定を払わぬままで・・・・・・たらーっ(汗)
posted by daydreamer at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | Cafe・De・Haven Story | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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