2008年02月26日

神田界隈食べ歩き

“食べ歩き”とは申してもいつもの店を渡り歩いただけであるが・・・・・・。

土曜日に、2週間に一度通う病院へ行った。
此処へ行くと、いつも終わるのが正午を半時間ほど過ぎた時刻になる。その所為か、毎度空腹を抱える羽目になる。
それ故、此処を出ると神田への道程を辿ることが恒例となってしまった。・・・・・・となると、足は知らず知らずのうちに『まつや』か『万惣』へと向く。

此度は、先ず『まつや』へ行った。
相も変わらずの繁盛振りであったが、何とか相席で席を取ることが出来た。尤も、此処では相席で無かった例など無い。

今回はつまみに「板わさ」なども今回は、珍しくもつまみに「板わさ」を取ってみた。これは、いつも頼む「焼鳥」が、焼き上がるまでに時間が掛かる故である。
「板わさ」というのは、“板かまぼこ”と“山葵”である。最近はメニューにも「わさびかまぼこ」と書いてある。風情が無いと思わぬでもないメニューになったな、と言うのが正直な思い。
かまぼこに山葵を乗せ、しょうゆを付けて食す。山葵の香りと辛味がかまぼこの甘みと良く合い、それをしょうゆの味と香りが引き締める。山葵醤油にしてかまぼこに満遍なく絡ませても美味かろうとは思うが、山葵自体がそれだけを食しても美味いので、その味を惜しむが故に未だ試したことは無い。

塩でも楽しめるそうだが・・・・・・相も変わらずたれで「焼鳥」「板わさ」を楽しんでいる間に、今回は思いの外早く「焼鳥」が来た。未だ、酒は飲みきって居らぬ。・・・・・・というよりも此度は酒よりもつまみを楽しんでしまった為、酒は何時に無いことながら1本に止めた。
噛み締めると口いっぱいに広がる鶏の旨味は健在である。そして、それよりも嬉しいのが葱の甘みと美味さである。寒い時期には、矢張り葱が美味い。ふと気が付くと酒を飲みきる前に「焼鳥」を食い終わりそうであった。慌てて酒を進めてしまったものであった。

「大ざる」はなかなかの食べ応えこの後は“蕎麦っ食い”の本領発揮の「大ざる」である。
とは申せ、本当に蕎麦が好きな方に言わせると「ざる」などは噴飯ものであるやも知れぬ。千切った海苔を乗せた「ざる」ではなく蕎麦のみの「もり」でも充分堪能できるし、美味いのだから。が、私は、香ばしく炙られた海苔の風味も捨て難く、最近はずっと「ざる」を頼み続けている。
『まつや』の蕎麦汁は辛い。故に、大抵の店の如く汁に蕎麦を漬け込んでしまっては辛くて食すのもままならぬ。どんなに濃い味を好む方でも、此処では半分程蕎麦汁を浸ければ充分であろう。山葵は蕎麦の上に乗せて食し、さらし葱は箸休め代わりに生で食すのが私の好みである。
蕎麦が終わると蕎麦汁に蕎麦湯を差して飲む。先ずは濃い目のものを飲み、蕎麦猪口に半分程になったら又蕎麦湯を差して薄めのものをごくんと飲み干す。

蕎麦猪口が空になると早々に『まつや』を後にし、続いては久方振りの『竹むら』へ行った。
久方振りの「粟ぜんざい」此処での冬の楽しみは「粟ぜんざい」である。
ほっくりと蒸し上げた餅粟は、モチモチとした食感は餅の如きものであるが、餅の如く切れずに大きな塊で口に入ることは無い。これならば、お年を召した方でも安心して召し上がることが出来るであろう。
香り高い自家製の餡も、ちゃんと豆の味が楽しめる。それでいて、ぜんざい用に軟らかめではありながらしっかりと練り上げられた肌理の細かい餡である。箸休めに食す紫蘇の実も、桜湯も茶もしっかりと堪能した。

普段ならばこれで満足して帰るところである。が、この日は珍しく空腹が治まらなかった。
そこで、
(ちと食べすぎかな・・・・・・?)
と思いつつ、『万惣』へと向かった。
いつもの2階のカフェへ行き、喫煙席でもあるソファー席に腰を下ろす。
留まるところを知らぬ食欲、とうとう「ホットケーキセット」迄周りを見渡すと遅い昼食を取っておられる方もちらほらと見える。が、私はたった今『まつや』と『竹むら』でそれぞれお気に入りのメニューを食してきたばかり。
そこで、無論頼んだのはこれまたお気に入りの「ホットケーキセット」である。本来セットの飲み物はホットのコーヒー又は紅茶であるが、¥50増しでアイスコーヒー又はアイスティーに変更出来る。先刻の酒が少々喉の渇きを運んできた頃合いであったので、アイスティーを頼んだ。
此処では、名物メニューのホットケーキは焼きたての熱々が運ばれて来るのが常である。外側はサクッと仕上がり、中はフワフワのホットケーキにたっぷりとバターポットのバターと黒蜜仕立てのシロップを塗って口にする。
バターの仄かな塩気とシロップの甘みが染みた熱々のホットケーキは、何時食しても美味い。これは老舗の強みでもあるのだろうが、唯驚きのひと言である。

変わらぬ味を維持するのはどれほど大変なことなのであろう。それも何代もにも渡って・・・・・・。
願わくば、我等が愛するハウステンボスの各レストランも変わらぬ味、変わらぬ雰囲気で我々を迎えて欲しい。それが、一見遠回りにも見えるが末代迄のファンを獲得する近道になるのではないかと思わぬでもない。
posted by daydreamer at 23:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 東京散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもながらに美味しそうですね。。。
特におそばとホットケーキ、機会があれば是非いただきたいものです。。
ただ、
関西人には東京は大きすぎて。。。。
Posted by ふくちゃん at 2008年03月01日 10:37
ありがとうございます。
こちらでは十年一日の如く同じメニューしか口にしませんので偉そうなことは言えませんが、都内でも美味しい店として自信を持ってお勧め出来る場所ではないかと思っております。

東京は大きすぎる、と仰いますが、私などから見ると大阪にせよ神戸にせよ大きいと思うことがあります。大阪のミナミなど、3年程通い詰めてあちこちを回ったりもしましたが、それでも知らない場所が次から次へと出てきて・・・・・・。
Posted by daydreamer at 2008年03月02日 21:00
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