2008年12月16日

何だか最近はライブ付いて…

081216_2045~01.JPG本日は市内の『W』にいる。
いつぞや『ムーンシャワー』にて楽しんだ與那嶺商会がライブをしているのである。

今日は生憎カメラを所持しておらぬ故、携帯の画像で失礼を。
以前、こちらで見たライブと同じような構成であるが、以前は以前の、此度は此度の味わいがあると独りほくそ笑んでいる。
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2008年11月29日

イタリアンの夜(其の肆)

081129_2131~01.JPG翌日である本日。
本店の六本木・『SUNBUCA』へと出かけた。

画像の料理は「鶏とポルチーニのガランティーヌ」。添えられた香草のソースを付けて食すと風味が一層ふくらんで美味い。
これと好物の「自家製ピクルス」を頂き、人心地が付いたところである。

尤も、此処では酒がメインであるので、さしてフードに固執する訳では無いが。
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2008年11月28日

イタリアンの夜(其の参)

081128_1939~01.JPG最後に貰ったのが「岩中豚コンフィのグリル とんかつ風」。
肉が非常に軟らかく、滑らかなパルミジャーノのソースと一緒に食すと口中で蕩けるかの如くである。

これらの料理とワイン3杯で勘定は5,000と一寸。
呆れる程安く済んだものだ。
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イタリアンの夜(其の弐)

081128_1903~01.JPGこの後に貰ったのが「手長海老のパスタ」。
海老の甘みとオイル系パスタの塩味が何とも言えず、合って美味い。

ちなみにこのメニュー、“本日のお勧め”とのことで、メニュー表には載っておらぬ。
互いを知ったスタッフと客ならではの楽しみと言えるであろう。
(とは言うものの、初見の客も聞けば答えるのであるが。様子を見ていると、初見や数度訪れたと思しき客はメニューの中から選んでいるようである故・・・・・・)
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イタリアンの夜(其の壱)

081128_1833~01.JPG久方振りに八丁堀・『IL BACCA』へと足を運んだ。

先ずは「下仁田葱とスカモルツァチーズのオーブン焼き」を貰った。
葱の甘みともっちりしたチーズの塩気が相まって美味い。思わず飲んでいたワインが進んでしまう。
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2008年09月23日

戻り鰹

080923_1721~01.JPGいつもの秋葉原の寿司屋に「戻り鰹」が入って居た。

早速、注文して食した。
とろけるが如くの食感と臭みの無い濃厚な美味さが秋の訪れを運んで来た。
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2008年09月21日

ラムと言えども・・・・・・

懲りずに又も『SUNBUCA』の話である。

先週の土曜日、ふと気まぐれを起こして神田に食事でも・・・・・・と思ったのであるが、出かけられるようになる迄に思ったよりも時間が掛かり(とは言っても特に何をしていた訳でもない)、到着したのは既にラストオーダーの10分前。これでは何も食せぬとばかりに行き先を変更し、数ヶ月振りに六本木へ足を運んで『SUNBUCA』へと向かった。
珍しくもほぼ満席のカウンターに席を占め、久方振りに戻ってきていたS氏のことをKバーテンダーから聞いて驚き(ホテルのバーマン上がりであった前に比べて遥かに雰囲気が柔らかくなっていたので、やや暗い照明の下では本人であるとは気が付かなかったのだ)、その後で2号店たる『IL BACCA』が4日後に開店する旨の話を聞いた。場所は八丁堀で、私にとっては六本木よりも行き易い場所である。

翌週末、開店から3日目の『IL BACCA』へと足を運んだ。
本店の『SUNBUCA』も2号店の『IL BACCA』も「イタリアンダイニングバー」というカテゴリーに属するそうなの
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2008年09月01日

與那嶺商会 in 『W』

【與那嶺商会】という沖縄のバンドが居る。
リーダーの店長氏と、ボーカルの◎ターシ氏(にじゅうまるターシ氏、と読む)と、ダンサーのアツオニアウエチーノ氏から成るバンドで、ハウステンボスでも(ダンサーは居なかったが)『ムーンシャワー』で8月にライブを敢行している。
歌は本格派、ゆんたく(MC:トーク)は抱腹絶倒、というなかなかに楽しませてくれるバンド。何せ私は“歌もトークも一級品を織り交ぜて”というさだまさし氏のコンサートに慣れているので、単に歌だけでは楽しめぬという厄介な性質を持っているのであるが、彼の如くの私でも充分に楽しませてくれる稀なるバンドと言っても良い。

8月の晦日、この與那嶺商会が我が居住地の近く〜と言うか、住居のある市内である〜の沖縄料理店『W』にてライブを行なった。これを知ったのは、無論のこと與那嶺商会と『W』のサイト上である。
その前の週、ボーカルの◎ターシ氏が同じく『W』でライブを行なっていたが、このときは急用により行くことが出来なかった。そこで、今度こそと思い、前日38℃を超える熱を発したにも拘らず、薬で無理矢理熱を下げ、その日はギリギリまで必要最小限以外はベッドの上から一歩も動かずに体力を温存し、いざとばかりに『W』へと向かったものであった。

さて、『W』は料理屋である。
料理と飲み物を頼まねばならぬ。
病み上がりである。
翌日は仕事である。
「お飲み物は何になさいますか?」
「あ、じゃあ、シークヮーサー割りで」
をい!!
(この後は流石にさんぴん茶(ジャスミンティー)を貰ったが)
他には数品の料理を注文した。
食いつつ飲みつつ、開演を待った。
店長氏のマイクテストは済んだ。
・・・・・・が、待てど暮らせどライブが始まらぬ。
それもその筈、ボーカルの◎ターシ氏が未だ到着していなかったのである。

あらかた料理が片付いてひと息ついた頃、漸く◎ターシ氏が到着した。マイクテストを行い、OKが出ると即座に店長氏がステージに上がり、ライブが30分押しでスタートした。
與那嶺商会(店長&◎ターシ) ライブパート此度のライブは與那嶺商会のファンの方が集まった身内の集まりと思しき雰囲気のライブであったので、『ムーンシャワー』で行なわれたライブとはまた違った趣であった。何せ全19曲中沖縄関連の曲が6曲・オリジナル曲が6曲という選曲であったのだ。
それでも、知らぬ曲ばかりでは無かったというのは矢張り『ムーンシャワー』でもライブを見ていたからであろう。一緒にライブを見ていたM氏が絶賛した店長氏のオリジナル「いにしえ」も無論演奏されたし、「島唄」や「涙そうそう」という広く知られている曲もあった。オリジナルは店長氏と◎ターシ氏と半々くらいであったので、異なる魅力の歌声にうっとりとしたものである。
また、その他には「はじめてのチュウ」や「キューティーハニー」などというアニメソングと呼ばれる曲もあったし、個人的には大好きなポリスの「見つめていたい」や『ムーンシャワー』でも聞いた「スタンド・バイ・ミー」なども演奏されたのである。

途中、この日に誕生日を迎える客を祝うコーナーもあった。どうやら與那嶺商会のメンバーも良く知る“常連客”であったらしい。そこで、◎ターシ氏が遅れそうになりながら『W』へ向かう途上でメールを受信し、急遽購入したケーキにろうそくが点されてステージに上げられた彼の客に全員で「Happy Birthday」を客共々全員で歌い(尤も歌詞は沖縄風に「生まりたる日〜」と歌ったのであるが)、当の客がろうそくを吹き消して祝った。

アツオニア ウエチーノ パート(1)アツオニア ウエチーノ パート(2)また、この日のライブでは『ムーンシャワー』では見ることが無かったダンサー氏(上地氏、というのがその名であるらしい)も登場していた。顔を白塗りにし、「沖縄の方言講座」を行なったりエイサーを踊ったり・・・・・・ギャグ仕立てにしているのがこの與那嶺商会らしいところであった。店長氏のゆんたくも『ムーンシャワー』のときよりも更に磨きがかかり、歌以外では腹を抱えて笑い転げたものである。

最後は
「與那嶺商会の客はこの曲の振りを練習してから来る」
と店長氏がのたまった「涙のワンナイト首里城」でひとまず締めた。
店長氏がそう言うのも道理、『ムーンシャワー』のときと違って客は始めから一緒に踊り、手拍子をし、『ムーンシャワー』ではしなかった振りまでもを付けていた。
全員がライブを我がものとし、心ゆくまで楽しんでいる様が伺えた。
私も、一緒に楽しんだ。

アンコールで3曲、更に
「上地さんがこの曲の衣装を付けていたから」(by◎ターシ氏)
という理由でザ・スパイダースの「バンバンバン」が演奏され、ライブは終了した。
全19曲、1時間半を少々超える間、その歌声に聞き惚れ、トークに笑い、気が付けば時間が経っているという楽しいひとときであった。
またライブに行きたいと思ったのは、さだまさし氏以外では初めてのことであったやも知れぬ。

そしてコンナコトも・・・・・・
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2008年06月05日

Happy Aperitif in Tokyo 2008

此度の記事は、言葉を飾ることは出来ぬと思う。
故に、いつに無く直接的な言い回しになることと思われるがご了承頂きたい。

チケット(第4部)「アペしない?」
を合言葉にした『2008 アペリティフの日』というイベントが全国(全世界?)の都市で開催された。そのうちのひとつ、東京会場で開催された「Happy Aperitif in Tokyo 2008」に行ってきた。
場所は、六本木ヒルズアリーナ。
1ヶ月近く前からチケットを購入し、この日の為に備えていたものである。何せこちらのチケットは競争率が高く、殊に私の参加した第4部は18:30〜20:20という所謂“お仕事帰り”に利用できる時間帯であったので、早々にチケットが売り切れたものであった。
(ちなみに、画像がその“早々に売り切れたチケット”である。これを首から提げ、周りの「フード」「ドリンク」「チーズ」のクーポンと引き換えに料理やワイン・カクテルといったドリンク、チーズが供される仕組みであった)

上柿元シェフのブースのメニュー様々なブースは数あれど、私の目当ては当然の如く“ハウステンボスのムッシュ”である上柿元勝シェフのブース。
列を作り、入場が開始されると同時にその折に使用する紙皿を貰い、真っ直ぐに上柿元シェフのブースに向かったものであった。
・・・・・・とは言え、前の方ではあったが最初に入場した訳では無いので、流石に一番乗りとまではいかなかった。が、それでもかなり早いうちにムッシュのブースに到着していたとは思う。

さて、ブースに到着したものの、その後で呆然としてしまった私に
「如何ですか?」
と声を掛けてくれたのは、『ミディ・ソレイユ』『ポルト・カーサ』のY総支配人であった。
(尤も、そのときにはそれを知る由も無い)
「そうですね・・・・・・お料理も頂きたいんですが、メニューを写真に撮っても良いですか?」
「勿論です。どうぞどうぞ」
と言って頂いたので、遠慮なく撮影をした。この日のメニューは、あちこちを回って見てみたところ、どうやら「フォアグラ」「ほろほろ鳥」「米」がテーマとして使われていたらしい風情であった。

撮影後、料理を取って貰う。先ずは「鹿児島産アジのリエット 香草風味」。で、あったのだが・・・・・・流石に4種類も料理があると目移りしてしまう。
厚かましくも(それとは知らず)Y総支配人に
「料理の写真を撮っても良いですか?」
「どうぞどうぞ、今のうちに。後になると混みますから」
と、「アジのリエット」を乗せた紙皿を持たせてしまい、写真撮影と相成った。今思うに冷や汗と油汗が吹き出る心地である。
それでは、冷や汗と油汗の結晶たる料理の画像をご覧頂こう。

鹿児島産アジのリエット 香草風味先ず、最初に食した「鹿児島産アジのリエット 香草風味」である。
これは、アジの旨味が噛み締める毎にじわりじわりと滲み出るものであるが、ムッシュの料理の特徴と言える
【余計な味をごてごて足さず、素材の味を最大限に生かす】
ということが健在である為か、塩気も強く無く、甘味や酸味が足されている訳でもなく、唯、アジの旨味だけが口の中に広がった。上に申し訳程度に乗せられているケチャップがアジの強い脂を中和し、ほんの僅かな酸味を足す。これにより、更にアジの味が濃厚に感じられるようであったと思った。

フォアグラのムースを詰めたシュー オレンジ風味フランス産ほろほろ鳥のパイ包み焼き次に、「フォアグラのムースを詰めたシュー オレンジ風味」と「フランス産ほろほろ鳥のパイ包み焼き」を貰った。
フォアグラは、下手に料理すると脂っぽさとレバーの臭みが舌や鼻について食せたものではないが、流石にトップシェフ達の料理にそのようなことがある筈も無い。その中でも、上柿元シェフのフォアグラは特筆すべき滑らかさと軽さを感じたものである。口の中にフォアグラを入れるとふうわりと美味さを残して蕩けていく。シューはしっかりとした生地で、ブリオッシュを思わせるような食感であった為、フォアグラの軽いが故の物足りなさを見事に補い、満足感を与えてくれる。
ほろほろ鳥は最早語るべくも無かろう。サクサクとしたパイ生地、その中に包まれたほろほろ鳥の濃厚な旨味・・・・・・正に“旨味以外を感じることが無い”鳥肉であった。噛み締める毎にじんわりと口に広がるその味と言ったら・・・・・・天国もかくや、と思われるものであった。

国産のお米と仔牛ほほ肉のクロケット カレー風味そして、ひとつ残念なのは、ドリンクを取りに行った際にカクテルのあれこれを見ながら迷っているうちにムッシュのブースが“完売”してしまい、この「国産のお米と仔牛ほほ肉のクロケット カレー風味」を食しそびれてしまったことである。
Y総支配人より最初に紹介して貰ったメニューも、実はこれであった。私は最初魚食べたさに「アジのリエット」を貰い、その後貰ったのは周りの方々に引き摺られるかのごとく「フォアグラ」と、嘗て1度だけ参加した「食の饗宴」の折よりその味を忘れかねている「ほろほろ鳥」に走ってしまったのであるが。

こんなコトもあった。(一部肖像権に触れるであろうか?)
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2008年06月01日

ゆかりの味(其の弐)

故池波正太郎氏が通った店として名高い末広町の『花ぶさ』。
私がしばしば行く神田とは割合に近い(それはそうであろう。こちらの所在地は“外神田”である)のであるが、なかなか足を運ぶ機会が無く、今迄「本の中の店」の域を出なかったのである。

20歳代の頃は、自分が場違いであるようで行くことが適わなかった。
30歳代も半ばを過ぎた今ならば、店も迎え入れてくれよう。
そう思い、此度意を決して暖簾をくぐったものである。

『花ぶさ』外観

故池波氏の通った店は、いずれも“名店臭”とは無縁の、ごくごくありふれた店構えだったり柔らかく気さくな雰囲気だったりする。
こちらの店もそうであった。こちらが身構えて行ったことが気恥ずかしくなる程の、小体な小料理屋であった。

店内に入ると、どうやら2階の個室では宴が催されているらしい雰囲気であった。1階のカウンターには女性の先客が一人切り。
「いらっしゃいませ」
という声に応え
「ひとりなんですが・・・・・・」
と告げると、カウンターの端の席へと案内してくれた。席に着き、出されたメニューを見る。

こちらのメニューで、健啖家であった池波氏が食して本で紹介しているメニューは「花ぶさ膳」や「千代田膳」といった箱膳料理(松花堂弁当風、と申し上げた方が通りが良いであろうか?)であるが、今の私ではとてもとても・・・・・・。
それよりも、「ランチセット」として、6種類のメイン料理から1品を選び、それに御飯や汁や小鉢などがセットになっているものがある。これならば、此処迄出て来るだけで疲れ切ってしまう私でも食すことが出来るであろうと思い、こちらを注文した。メイン料理は「めじまぐろのお造り」「車海老と鱧(はも)の天ぷら」「具だくさんかき揚げ」「お造り三点盛り」「時鮭バター焼き」「鯛のあらだき」の6品の中から「車海老と鱧の天ぷら」を選択した。

「小鉢」は水菜のお浸し、「香物」は胡瓜・大根・赤蕪先にスッと出されたのは、ご覧の「小鉢」と「香の物」である。いずれもほんのひと口ばかりではあるが、清々しい見た目が食欲をそそる。
「小鉢」は「水菜のお浸し」である。
出汁を効かせた漬け汁は薄味で、水菜の爽やかな風味を少しも損なって居らぬ。シャッキリとした歯触りも無論健在である。行儀の悪さは承知の上で、小鉢に口を付けて汁までもを飲み干してしまったものである。
「香の物」は「胡瓜の浅漬け・赤蕪漬け・無着色の沢庵漬け」の3品である。
この中では何よりも沢庵漬けの厭味ではないほんのりとした甘みが心地良かった。旬を迎えようとする胡瓜も美味く、これはドンと小丼で盛られていても食してしまうであろうな・・・・・・と思ったものである。

久し振りの揚げたて天ぷら・・・・・・「水菜のお浸し」を食している間、目の前の鍋で天ぷらが揚げられているのを見ていた。カウンターで天ぷらを揚げる風景を見るのはハウステンボスの『真藍』の“お座敷天ぷら”以来である。ジュワァーッと良い音をさせながら揚げられた天ぷらが目の前で油から掬われるのを見る。それを見、音を聞きながら今更ながらに酒を注文しなかったのを悔いたものである。

一旦奥に運ばれた天ぷらが皿に盛られて出てくる。
先ずは手前の「鱧」を食す。骨切りをきっちりされたであろう鱧は、非常に柔らかく優しく口の中で蕩けてしまうような食感であった。これは塩を付けて食したが、衣にわずかに残る油と塩が溶け合ってえも言われぬ風味を醸し出す。
次は「しし唐」と「南瓜」。いずれも私の好物である。しし唐の独特の風味も、南瓜の蕩ける甘さも、油を通すと皿に膨らむ。美味い。
2本ある「車海老」のうちの1本を食した。小さいながらも旨味がギュッと詰まっており、プツンと噛み切ると口に甘く美味い汁がじわりと滲み出る。プリプリの食感を楽しみ、その後でカリカリの香ばしい尻尾を味わう。
「薩摩芋」が海老の下に敷かれていた。あまり厚切りではないが、それでもホクホクと甘い美味さを楽しめるだけの厚みはある。比べるのも失礼ながら、紙よりもまだ薄く衣しか味うことが出来ぬどこぞの“テーマパーク”の天ぷら(断じて『河童』や『真藍』では無い)の天ぷらとは大違いである。
最後にもう1本残った「車海老」を食した。これを食べているとき、薄味ながらも生姜の味が良く利いていた「新生姜御飯」があまりの美味さに進んでしまって些か心細くなっていた。すると、カウンターから
「御飯お付け出来ますよ」
と、声を掛けて頂いた。そこで安心して御飯を食し、茶碗を空にしてふと顔を上げるとホールの女性が心得顔でお盆を持って近付いてきた。そのタイミングは絶妙のものである。
「軽めにお願いします」
とお願いし、サッと出されたお代わりを手に持って安心して天ぷらと御飯に取り掛かったものである。
最後にナメコと浅葱が入った「赤出汁」をぐいっと飲み干して口中を潤し、御飯の最後のひと口を食してこの食事を締めた。

器が意外なひと口「甘味」「甘味お持ちして宜しいですか」
の声に頷き、「白玉ぜんざい」を持ってきて貰う。食事処らしいと言えるのか・・・・・・私はこのような形で食後の甘味を出されたのを初めて見た。
「白玉ぜんざい」は、酒の後でもすんなりと入るような、甘みを抑えて豆の味を生かした美味いものであった。白玉は、この大きさ故に1個しか入っては居らぬが、食事の後に甘味で落ち着く程度であるのだからこれ位が妥当であろう。白玉を掬い、豆を掬い、最後に残った汁は飲み物の如く器に口を付けてグッと飲み干す。
水菓子の爽やかさで口を清めるのも良いが、このような甘味で腹と心を落ち着かせるのも良いとしみじみと思ったものであった。

これだけ堪能しながらも、勘定は¥1,000。確かにメニューには書いてあったものの、食し終わると今更ながらに安さに驚いたものである。
これは、これからも季節を変えて様々なメニューを味わってみねばならぬであろうな。その折には、是非酒を酌んだときの美味さも試してみると致そう。
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2008年05月10日

本日は雨天なり(其の漆)

080510_1958~01.JPGそしてこちらが、“食事”として頂いた「山菜とジャガイモのパスタ」である。
これは一寸塩気と鷹の爪がよくよく効いて辛かった・・・・・・(-.-;)

とは言え、姉さんには本日はご満足頂けたご様子であるので、良しとしようかと思う。
私も実は、此れ程迄に出歩いたのは、病気が発覚して以来であるから久し振りである。

楽しいひとときに心から感謝申し上げる。
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本日は雨天なり(其の伍)

080510_1847~01.JPGこの画像は、同行の姉さんであるAmさんが召し上がったポートワインである。
「都会はこういうのがあるのが違う!」
といたく感激されていた由。

現在は、姉さんがオネムなので帰宅途上である。
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本日は雨天なり(其の肆)

080510_1843~01.JPG現在は、六本木の行き付けである『SUNBUCA』でご一緒に飲んでいるところである。

Amさん、今のお気に入りであるポートワインを聞こし召してご満悦。
(ちなみに画像はつまみの「カルパッチョ」である。鶏もサーモンも白身も無論ではあるが、添えられた山菜のマリネが美味い)
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本日は雨天なり(其の参)

080510_1602~01.JPGそして先程迄は『六本木ヒルズ』に居た。

展望台では、
「やっぱり見れば見る程無秩序な場所ですよねぇ〜」
と言われてしまったものである・・・・・・。


ちなみにこれは、Amさんの元気な後ろ姿。
少々ホームシック気味(もうかい!)であるが、元気に頑張っている。
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本日は雨天なり(其の弐)

080510_1300~02.JPGちなみに、Amさんが召し上がったのは、季節メニューのチキン料理である。

ご本人曰く、此処は我等が愛するハウステンボスにも似た雰囲気があり、落ち着けるとのことである。
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本日は雨天なり(其の壱)

080510_1300~01.JPG本日は、最近こちらに越して来られたAmさんとお出かけである。

先ずは池袋でウィンドウショッピング、その後いつもの『万惣』にて食事。
私が食したのは、相も変わらず「オムライス」と「ホットケーキ」。
「オムライス」は、トマトソースとゴロゴロの海老が試食して頂いたAmさんに好評であった。
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2008年04月15日

ゆかりの味

私は、殊に神田界隈で酒販をする際には、時代作家である故池波正太郎氏の影響を強く受けている。これは、池波氏が数多く遺した食に纏わるエッセイを若い頃から読んでいる為であろう。

拙ブログでも、池波氏が生前通っておられた飲食店を訪れた折の記事を幾つか書いている。『万惣』然り、『竹むら』然り、『まつや』然り。
そして、興味はありながら未だ行ったことが無い店も、実はあった。それが、此度取り上げる洋食『松栄亭』である。

最近ではとんと見ない引戸の入口
『松栄亭』は、『まつや』や『竹むら』とは目と鼻の先と言って良い程の近場にある洋食店である。此処の建物は大正13年に建てられ、戦火を免れた貴重な建物のひとつであるようだが、成る程、当時のモダンな雰囲気を留めているように思われる。
入口は、近頃ではトンとお目にかからぬ引戸である。これも、当時の面影を残すひとつであると言えよう。

名代の「洋風かき揚げ」はふんわりとした揚げ上がりこちらの名代料理は「洋風かき揚げ」¥900である。
池波氏の著書「散歩のときに何か食べたくなって」によれば、この「洋風かき揚げ」は初代店主堀口岩吉氏がドイツから帝大に教授として招聘された哲学者フォン・ケーベルの専属コックとして腕を振るっていた頃、ケーベル邸を訪問した夏目漱石と幸田延子(幸田露伴の実妹で女流ピアニスト)の為に考案し、好評を得た料理であったのだそうな。「散歩のときに何か食べたくなって」の記述によると
突然のことで何の用意も無く、仕方もなしに冷蔵庫の中の肉と鶏卵を出し、小麦粉をつなぎにして塩味を付け、フライにして出したところ、これが大好評だった。
・・・・・・というのが誕生時のエピソードであるらしい。

今回、朝食を食す気になれず空腹を抱えていた私は、この「洋風かき揚げ」を迷わず注文した。
かき揚げと言う言葉からは思いもかけぬほどボリュームがあるが、サクサクとした口当たりと軽い揚げ上がりが心地良く、想像していたよりもすんなりと腹中に収まる。中身は豚肉と玉葱であるが、ざっくりと刻まれた玉葱と小さめに切ってある豚肉がややもすると単調になりがちなコロモの食感の良いアクセントになっている。・・・・・・尤も、アクセントと言うにはあまりにも量があるのであるが、気が付いたときには大半を平らげた後だったという事実がこの「洋風かき揚げ」の美味さと食べ易さを物語っているであろう。
自家製ソースとマスタードを付けて食すと更に美味い。マスタードは少々効かせ過ぎと思う位が私には好みであった。

紡錘形に整えていないがこれも「オムライス」このときは、前述の通りの空腹を抱えた状態であった為、御飯は白飯では無く「オムライス」¥780にして貰った。「カレーライス」¥780や「ハヤシライス」¥900にも惹かれたのであるが、それはまたの機会ということにした。
「オムライス」は、形こそ普通には見ないものであるが、味はオーソドックスなオムライスそのものであった。中のチキンライスの味付けもくどくは無く、卵自体も薄焼きのあっさりした味付けであった為、逆に双方の旨味が引き立つ。上に掛けてあるケチャップの微かな酸味が卵の表面に残った油のくどさを消す。美味い。

取り立てて変わったことの無い“洋食屋”であるが、滋味とも言える美味さが守り続けてきた老舗の風格を出しているような気がする。それでいて、価格は東京のこの地とは思えぬほどの安さ。然程美味いとは思えぬチェーン店の「カレーライス」でもこれよりはカネを取るであろうに・・・・・・。
ハウステンボスの『とっとっと』と通じる雰囲気に、しみじみと心が落ち着く気がした。ここの料理と、一寸歩いたところにある『万惣』のホットケーキやフルーツポンチとを組み合わせると、値段は庶民的でありながら極上の昼餐を楽しむことが出来るであろう。

これからは、和風に行きたければ『まつや』⇒『竹むら』、洋風に行きたければ『松栄亭』⇒『万惣』というルートが定着しそうである。今から、このルートで楽しむたまさかの昼餐を思い描き、ワクワクと楽しみにしているところである。
(・・・・・・しばしば出掛けることが出来るかどうかはこの際二の次、ということにしておこう。何れ病気から回復をした暁には飽きる間も無い程に通い詰めることであろう)
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2008年03月29日

下町発、元祖の味

本来ならば、此処からは「Grand Cafe Story」を書くのが妥当な流れであろうが、題名が決まらぬので“閑話休題”としてこちらをご覧頂きたい。

突然ではあるが、「カレーパン」なるものをご存知であろうか?
・・・・・・馬鹿にするなと怒られそうな問いである。
では、「カレーパン」はどこで“発明”されたものかをご存知であろうか?

このような惣菜パンは、当然の如く日本で作られたものである。
昔の日本にはパンを食す習慣が無かったので、中にタネを仕込んだ「あんパン」「クリームパン」などの変わりパンが考案されたのだそうである。ちなみに最初に作られた変わりパンは当然の如く「あんパン」で、これは饅頭を模して銀座の『木村屋總本店』で考案されたのだそうな。
では、惣菜パンたる「カレーパン」も、矢張り明治以来西洋文化の中心地であった銀座辺りで・・・・・・?とお思いの向きもあろうがさにあらず。実は、下町である深川で産声を上げたのだそうな。

深川に、嘗て『名花堂』というパン屋があった。
その店の2代目店主中田豊治氏が昭和2年に考案した「洋食パン」がカレーパンのルーツである。昭和2年(1927年)と言うと今(2008年)から81年前、当時このアイディアは非常に斬新なもので、実用新案登録もされた逸品であるのだそうな。

さて、この『名花堂』であるが、現在も実は存在する。
但し、店名は変更されている。

元祖カレーパンの店『名花堂』(現『カトレア』)外観

深川・森下にある『カトレア』がカレーパン発祥の店『名花堂』が店名と場所を変更して営業している店である。“元祖カレーパン”の文字が看板にも見えるのがご覧頂けるであろうか。
一見・・・・・・どころかその文字以外は特に気取ったところの無い普通のパン屋である。清澄通りと言う大通りに面している故に何とか場所が判るが、たった1本奥の通りに引っ込んでしまえば判らぬのではないかと思われる程、気取りが無く規模も大きくは無い。

しかし、此処のパンは美味い。それが「カレーパン」ではなくとも美味い。現に、此処で購入した食パンは、コメ党の私が1週間も持たずに食べ切ってしまった程である。
が、「カレーパン」の人気は群を抜いている。店外に向けたポップアップには「カレーパン」の焼き上がり(揚げ上がり)時間が明記されており、1日に4度ある焼き上がり時間の近辺では行列迄が出来る程なのである。

これが「元祖カレーパン」、中のカレーはやや甘めこちらがその「元祖カレーパン」¥168(内税)である。
以前、こちらのパンは母と共に食したことがある。その際、母が大変に気に入って幾度か出かけた折に土産として購入したり、共に出かけて購入したりしたこともある。
中に入っているカレーは、黄色い色がやや強めに出ており、味は食べ易いやや甘口のカレーである。当時は辛いカレーは然程食べられておらなんだことが予想されるので、この味付けは当然と言えば当然のものであろう。敢えて言えば、昔の「ライスカレー」のカレーは斯くありなん、と思える味付けである。
この他にも、丸い形をした「カレーパン」¥168があり、こちらはやや辛口である。色もどちらかというと茶色がかっており、普通に食す「カレーライス」のカレーと同じようなもの、と考えて頂ければ間違いは無いであろう。

昭和のノスタルジーに浸りながら食すカレーパンもまたオツなモノである。出来ることならばハウステンボスでも土産に配って歩きたいところであるが、流石にこればかりは出来たてに勝るものは無く、空輸が出来ぬのが残念である。
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2008年02月26日

神田界隈食べ歩き

“食べ歩き”とは申してもいつもの店を渡り歩いただけであるが・・・・・・。

土曜日に、2週間に一度通う病院へ行った。
此処へ行くと、いつも終わるのが正午を半時間ほど過ぎた時刻になる。その所為か、毎度空腹を抱える羽目になる。
それ故、此処を出ると神田への道程を辿ることが恒例となってしまった。・・・・・・となると、足は知らず知らずのうちに『まつや』か『万惣』へと向く。

此度は、先ず『まつや』へ行った。
相も変わらずの繁盛振りであったが、何とか相席で席を取ることが出来た。尤も、此処では相席で無かった例など無い。

今回はつまみに「板わさ」なども今回は、珍しくもつまみに「板わさ」を取ってみた。これは、いつも頼む「焼鳥」が、焼き上がるまでに時間が掛かる故である。
「板わさ」というのは、“板かまぼこ”と“山葵”である。最近はメニューにも「わさびかまぼこ」と書いてある。風情が無いと思わぬでもないメニューになったな、と言うのが正直な思い。
かまぼこに山葵を乗せ、しょうゆを付けて食す。山葵の香りと辛味がかまぼこの甘みと良く合い、それをしょうゆの味と香りが引き締める。山葵醤油にしてかまぼこに満遍なく絡ませても美味かろうとは思うが、山葵自体がそれだけを食しても美味いので、その味を惜しむが故に未だ試したことは無い。

塩でも楽しめるそうだが・・・・・・相も変わらずたれで「焼鳥」「板わさ」を楽しんでいる間に、今回は思いの外早く「焼鳥」が来た。未だ、酒は飲みきって居らぬ。・・・・・・というよりも此度は酒よりもつまみを楽しんでしまった為、酒は何時に無いことながら1本に止めた。
噛み締めると口いっぱいに広がる鶏の旨味は健在である。そして、それよりも嬉しいのが葱の甘みと美味さである。寒い時期には、矢張り葱が美味い。ふと気が付くと酒を飲みきる前に「焼鳥」を食い終わりそうであった。慌てて酒を進めてしまったものであった。

「大ざる」はなかなかの食べ応えこの後は“蕎麦っ食い”の本領発揮の「大ざる」である。
とは申せ、本当に蕎麦が好きな方に言わせると「ざる」などは噴飯ものであるやも知れぬ。千切った海苔を乗せた「ざる」ではなく蕎麦のみの「もり」でも充分堪能できるし、美味いのだから。が、私は、香ばしく炙られた海苔の風味も捨て難く、最近はずっと「ざる」を頼み続けている。
『まつや』の蕎麦汁は辛い。故に、大抵の店の如く汁に蕎麦を漬け込んでしまっては辛くて食すのもままならぬ。どんなに濃い味を好む方でも、此処では半分程蕎麦汁を浸ければ充分であろう。山葵は蕎麦の上に乗せて食し、さらし葱は箸休め代わりに生で食すのが私の好みである。
蕎麦が終わると蕎麦汁に蕎麦湯を差して飲む。先ずは濃い目のものを飲み、蕎麦猪口に半分程になったら又蕎麦湯を差して薄めのものをごくんと飲み干す。

蕎麦猪口が空になると早々に『まつや』を後にし、続いては久方振りの『竹むら』へ行った。
久方振りの「粟ぜんざい」此処での冬の楽しみは「粟ぜんざい」である。
ほっくりと蒸し上げた餅粟は、モチモチとした食感は餅の如きものであるが、餅の如く切れずに大きな塊で口に入ることは無い。これならば、お年を召した方でも安心して召し上がることが出来るであろう。
香り高い自家製の餡も、ちゃんと豆の味が楽しめる。それでいて、ぜんざい用に軟らかめではありながらしっかりと練り上げられた肌理の細かい餡である。箸休めに食す紫蘇の実も、桜湯も茶もしっかりと堪能した。

普段ならばこれで満足して帰るところである。が、この日は珍しく空腹が治まらなかった。
そこで、
(ちと食べすぎかな・・・・・・?)
と思いつつ、『万惣』へと向かった。
いつもの2階のカフェへ行き、喫煙席でもあるソファー席に腰を下ろす。
留まるところを知らぬ食欲、とうとう「ホットケーキセット」迄周りを見渡すと遅い昼食を取っておられる方もちらほらと見える。が、私はたった今『まつや』と『竹むら』でそれぞれお気に入りのメニューを食してきたばかり。
そこで、無論頼んだのはこれまたお気に入りの「ホットケーキセット」である。本来セットの飲み物はホットのコーヒー又は紅茶であるが、¥50増しでアイスコーヒー又はアイスティーに変更出来る。先刻の酒が少々喉の渇きを運んできた頃合いであったので、アイスティーを頼んだ。
此処では、名物メニューのホットケーキは焼きたての熱々が運ばれて来るのが常である。外側はサクッと仕上がり、中はフワフワのホットケーキにたっぷりとバターポットのバターと黒蜜仕立てのシロップを塗って口にする。
バターの仄かな塩気とシロップの甘みが染みた熱々のホットケーキは、何時食しても美味い。これは老舗の強みでもあるのだろうが、唯驚きのひと言である。

変わらぬ味を維持するのはどれほど大変なことなのであろう。それも何代もにも渡って・・・・・・。
願わくば、我等が愛するハウステンボスの各レストランも変わらぬ味、変わらぬ雰囲気で我々を迎えて欲しい。それが、一見遠回りにも見えるが末代迄のファンを獲得する近道になるのではないかと思わぬでもない。
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2007年12月01日

コンプリートに、リーチ

毎度のことだが、風邪を引いた。
何故帰国間近になるといつもいつも体調を崩すのであろう・・・・・・もうやだ〜(悲しい顔)
(お蔭で今日は午前中に病院へ行き、その後薬を飲んで寝てようやく起き出した次第である)

その為、いつもならばプライベートスペースでのメニューを選択する『RIN』も、今回はオープンスペースのメニューを予約した。流石に体調が悪いのに(室温管理はされているとは言え)裸と大差ない恰好で歩き回るのは少々気が引けるので・・・・・・。
尤も、私自身、オープンスペースでのトリートメントは初めてであるので、これはこれで楽しみなのであるが。

さて。

ここのところ、アクセス解析で検索キーワードを見ていたところ、『万惣』の記事を検索してこられる方が結構多いことに気が付いた。
そこで、試みに『万惣』で食したものを撮った写真を整理していたところ、面白いことに気が付いた。
『万惣』外観此処『万惣』(私が行くのは、交通アクセスの都合上『万惣』神田本店のみである)の2階のカフェでは、食事のレギュラーメニューとして5種類程、料理を用意している。このカフェを利用するようになってから未だ2年程にしかならぬのであるが(それまでは延々と中2階のフルーツパーラーのみを利用していたのである)、何時の間にやらレギュラーメニューのコンプリートにリーチが掛かっていたのだ。
同じモノをひたすら食べて飽きぬ私にとって、これは珍しいことである。流石にハウステンボスでは同じレストランで同じメニューを頼まぬよう留意しているのであるが、あるとき1週間研修で同じところに通った折など、ランチは同じ店で同じメニューを頼み続け、最終日にはとうとう注文を聞かれなかった、と言うこともあるくらいであるから。

それはともかく、今まで私が食した「レギュラーメニュー」をご覧頂こう。

シーフードハンバーグ先ずはこれ、「シーフードハンバーグ」である。
基本は海老と烏賊のすり身を成形して焼いたものであるが、中にゴロゴロとぶつ切りの海老が入っている。その為、フワフワしたすり身の食感と海老のプリプリした食感が同時に楽しめるところが面白い。
ソースは、ご覧のバターソースである。バターの風味が軽くあっさりしているので、海老や烏賊の旨味を良く引き立てている。また、ソースに入っているキノコ類の量が多く、これはこれだけで食しても美味いくらいである。

ドライカレー次は「ドライカレー」である。
私は、メニュー選びに迷ったときには大概これを頼む。手軽で、手頃で、量を選べる(MサイズとLサイズがある)のが良い。
上のカレーはやや辛めのスパイスが程好く効いた味付けである。それに、添えられた半熟の卵を絡めて食すと味が非常にマイルドになる。
下のライスにもしっかりと味が付けられているので、これはこれでも食すことが出来る。が、矢張りそこはそれ、カレーを絡めて食した方が美味いと思える味付けになっているのが心憎い。
特筆すべきはカレーの上に乗せられた野菜のブロシェットである。軟らかく炙られた野菜は、これが野菜かと驚く程に甘みが出ており、美味い。

ビーフハンバーグ次は「ビーフハンバーグ」である。
こちらのハンバーグは、しっかりと練りこまれ、チーズを乗せて焼いてデミグラスソースをかけてある。
ハンバーグは、嘗て『ロード・レーウ』が“ハンバーグレストラン”として限定復活した折、行くことが適わぬ身故に不貞腐れたこともあり、ここ『万惣』で“敢えて”頼んだものである。・・・・・・その後、“完全復活”と相成った『ロード・レーウ』でもいの一番にハンバーグを食したのは言うまでも無いが。
現在の『ロード・レーウ』のハンバーグは、どちらかというと軽めのあっさりめ、と言えるであろう。デミグラスソースも重くなく、ハンバーグ自体も脂の重さをそれ程感じることは無い故に食欲が出ぬときでもペロリと平らげてしまう。
こちら『万惣』のハンバーグは、良い意味で正反対と言えるものであろう。食べ口のずっしりとした重量感は、胃の腑にどっしりとした満足感を与えてくれる。デミグラスソースであるが、流石に老舗の果物屋だけあってフルーティーさが感じられ、後口は非常に爽やか。乗せられたチーズにより、コクが更に増す。

オムライス最後は、先日食した「オムライス」である。これも「ドライカレー」と同様にサイズが選べる(矢張りMサイズとLサイズがある)。
大抵のオムライスはケチャップで味付けしたチキンライスが卵に包まれているが、これはバターライスが卵に包まれている。その為、ややしつこいように感じられるケチャップ味のオムライスとは雲泥の差があるほどに食しやすい。
トマトソースは、トマト自体を煮込んで作ったものであろう、トマトの果肉が残っているのが更に食しやすさを増している。また、ゴロゴロと入っている大きな海老が単なる“お子様メニュー”のオムライスとは一線を隔す豪華さである。
卵も、表面はしっかりと焼いてあるものの、中はトロンとした半熟である。この卵とバターライスとトマトソースを口に入れると、えも言われぬ甘みと酸味と塩気と旨味のハーモニーが口中で奏でられるのである。

これだけの味の種類のメニューを食しながらも外れが無いのが、私にとって驚異的だと思われたことである。流石に、故池波正太郎氏も著書の中で述べておられたことであるが「老舗の果物屋だという誇り」がどのようなメニューでも手を抜かぬ味を守っている所以であろう。
あとは、食しておらぬのは「ビーフシチュー」のみである。これは、是非ともこの冬のうちに食して“レギュラーメニューのコンプリート”としゃれ込んでみたいものである。

名物メニューの・・・・・・
posted by daydreamer at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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