2007年11月28日

もうひとつの「移りゆく、されど、変わらぬ愛すべき」

以前の記事で、「移りゆく、されど、変わらぬ愛すべき」と題した一連の記事を書いた。
が、思うに、私にとってはこちらの方が“元祖”の「移りゆく、されど、変わらぬ愛すべき」場所と言えるであろう。

東京・六本木にある『SUNBUCA』である。
此処に通い始め、「XYZ締め」と呼ばれるようになった注文をし続けてもう12年が経つ。・・・・・・途中4年程ブランクはあったのであるが。
店の内装はそれ程変わらぬにせよ、人は大分変わった。
共同経営であったオーナーも今や現オーナーの単独経営となった。バーテンダーに至っては幾人変わったのかも判らぬ。
それでも、醸し出す雰囲気は人が変わっても既に定着しており、いつ顔を出しても安心出来るという信頼が、そこにはある。

先日、またもや唐突にふらりと顔を出した。
“名物オーナー”のU氏が看板を出しているところに、偶々近くで所用を終えて行き合わせたのである。
「どうぞ。開いてますよ」
との言葉には逆らえず、階段をのこのこと上がって行ったものだ。

アミューズ「海老のポルケッティ」「大根のコンフィ」以前の私はここでモノを食すということは無かったが、胃を痛めている現在、酒だけを飲んでは胃が持たぬので何某かを食すようになった。
此度は、数あるアミューズ(2種類以上を盛り合わせるようになっている)からご覧の「海老のポルケッティ」と「大根のコンフィ」をチョイスし、楽しんだ。
ふわふわの「海老のポルケッティ(肉団子)」もアラビアータソースと絡んで誠に美味かった。が、私が真に気に入ったのは「大根のコンフィ」である。コンソメが大根からじわりと染み出し、誠に滋味溢れる料理である。この「コンフィ」は、次回以降も間違いなく注文する料理になるであろう。

「XYZ締め」と言われるようになってから・・・・・・そして、こちらが「XYZ締め」と言われる所以であるカクテル「XYZ」である。
偶々このカクテルをメニューに見つけ、洒落のつもりで最後の注文にしたところが私の好みに合った為に定着したものである。店側も、最期の注文が決まっている故に勘定書のタイミングが計り易いと、以前聞いたことがある。
(尤も、この店は私に対して既に遠慮は無い。このときも、席数の少ない店である故、人数分の席を作る為に私を2度移動させたのであるから・・・・・・)

無論のこと、この他にも3〜4杯程のカクテルを飲んだ。
飲みながら、バーテンダーS氏の話を聞いた。
先から話が出ていたことではあるのだが、とうとう故郷の北海道に帰ることが決まったのだそうな。帰るのは4月であるそうなので、3月迄にもう1度位は顔を出して名残を惜しまねばならぬであろう。

そう言えば、オーナーもこの近辺の出身ではない。元サラリーマンの福岡出身者である。
私も本籍地が熊本にあるので、その話で盛り上がったことがあるので覚えている。
そして、我が愛すべきハウステンボスも長崎にある。
何のかのといって、よくよく九州に縁があるもの・・・・・・と、感心したり呆れたり・・・・・・。

(これより先は、以前の繰言の追記である。これもまた、書かなくても良いような文章であるので、どうぞお読みにならぬようお願い申し上げる)

これ以降は独り言である。どうぞお読みになりませぬよう。
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2007年11月25日

イルミネーション

ここのところ益々気鬱が助長してきているのであるが、気が塞ぐばかりでは如何とも仕様が無かろうとばかりに、六本木へ行ってきた。
目当ては、初のクリスマスを迎える『東京ミッドタウン』。
こちらにも、各国料理の名だたるレストランの数々が支店を構えているので、そちらを食してみたいと思うが故である。

・・・・・・などとは言うものの、最近は遊びに行く折、午前中の外出が非常に難しくなってきている。家の中で掃除をしたり洗濯をしたりする分には問題は無いのが不思議といえば不思議であるのだが。
(これが母と外出する場合はそうはならぬ。と言うのも、外出好きの母は朝も早くから家事や支度を済ませ、私もそれに付き合ってあれこれと用事を済ませるから・・・・・・というのが理由である)
今回の外出も、ご多分に漏れずようやく動き始めたのが13:00少し前、実際に家を出たのは14:00を回ってしばらくしてからのことであった。現在の関東は、16:30過ぎには日没を迎えてしまう。当然のこと、六本木に着いたときには日は暮れかかっていた。

それでも、すぐに動く気にはならず、先ずは駅前の本屋(少々大きめの書店であるので、時間つぶしにはもってこいである)へ行き、本を見て回る。文庫本は1階、新書やコミックは2階に分かれており、毎度毎度1階と2階を往復するのであるが、これは店外にエスカレーターがあるのでそう苦では無い。
遅ればせながら見つけた「飯盛り侍」というコミックが面白く、こちらの所持しておらぬ巻を探すが流石に置いてはいなかったので、電車の中で読もうかと別の文庫とコミックを少々購入し、その場を離れた。

書店を出たときには、既に日はとっぷりと暮れていた。
人込みを掻き分け、ルートを確保して『東京ミッドタウン』へと向かう。ここは駅から歩いて5分程度で充分到着してしまうので、散歩と言うにも短い距離である。

クリスマス時期は、あちこちでイルミネーションが展開される。初のクリスマスを迎える『東京ミッドタウン』も例外ではなく、イルミネーションが展開されており、そちこちで人が足を止めて見入っていた。中には、本格的なカメラを所持し、三脚持参でカメラを構える人々の姿も見えた。

東京ミッドタウン イルミネーション(大通りに面して)

先ずはこれ。大通りに面したイルミネーションである。この付近にはオブジェがあるなど撮影スポットも豊富である故、カメラを構える先客が大勢いた。この画像は、人が途切れた隙を狙って撮影したものである。

東京ミッドタウン イルミネーション(“中庭”の公園)

これは、建物の中から撮影したもの。『東京ミッドタウン』内の公園に置かれたツリーその他のイルミネーションである。
これは2階から撮影したものであるが、何れの階もこのイルミネーションを眺める幾組ものカップル客達がソファーを占領しており、その間を掻き分けてそそくさと撮影を済ませたものであった。

東京ミッドタウン ガレリア吹き抜けのオブジェそして、こちらは『ガレリア』という建物の中にあるオブジェ(?)である。こちらもクリスマスを意識した飾り付けになっている。
ちなみに、こちらの糸状に見える部分は、水が滴り落ちて水柱の如くに見えるようになっている。













ところで、肝心の料理の方は・・・・・・
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2007年07月26日

困ったときの・・・・・・

神田にある『万惣』は、私のお気に入りのカフェである。
故にちょくちょく行くのであるが、その為もあってかメニューを決めかねることもしばしばある。

こういうときに、よく頼むメニューが2つ程ある。
こちらを、今回はご紹介しようかと思う。

ドライカレー先ずはこれ、「ドライカレー」である。
こちらのドライカレーは、カレーピラフの上にドライカレーが乗り、その上に更にブロシェット(串焼き)の野菜と半熟の卵が乗っている。

カレーというのは、意外にも野菜が多くは入らぬメニューである。野菜を多く使うとカレーの味が変わってしまうし、見た目もあまり良くない所為か基本となる玉葱・人参・馬鈴薯以外のものを使うこと(人によっては馬鈴薯も、である)を躊躇する料理人も少なくないような気がする。が、彼の如く串焼きにして上に乗せてしまえば、カレー自体の味は変わらぬし見た目も悪くない。私も、串焼きの野菜を乗せたカレーなぞこちらでしか味わったことは無いが、火を通して甘みを出した野菜をカレーの合間に食する程嬉しいことは無い。
また、半熟の卵は、辛味が少々勝ったこのカレーに本当に良く合うものである。黄身を潰し、ドライカレーに混ぜると味がマイルドになるので“2度楽しめる”カレーを味わうことが出来るのだ。

ビーフハンバーグ続いてはこれ、「ビーフハンバーグ」である。
こちらのハンバーグは、専門店ではないので味は1種類である。ご覧の通り、自家製のデミグラスソースにきのこを入れたハンバーグソースが掛けられている。
デミグラスソースに、きのこは良く合う。これを食したのは時期が外れた夏場であるが、それでもきのこのシャキシャキ感と辛目のデミグラスソースの味が、肉の柔らかさと旨味と甘みを良く引き立てて居るのである。

そして、何よりもこれらのメニューは常に「外れが無い」のが安心出来る要素であることは疑いようも無い。
事実、自分に合う味(←コレが大事な要素である。幾ら私が美味い美味いと申しても食された方の口に合わなければそれまでである故)に会うことが出来れば、これらのメニューは何処のレストランでも頼む方が多いものであろうと思われる。しかるに、これらは何れのレストランでも人気を集める(若しくはオーダー数が多い)ものであることであろう。

ハウステンボスでも、ハンバーグならば『ロード・レーウ』、カレーならば『とっとっと』というレストランがある。もしも可能であるならば、十年一日の決まりきったメニューに加えてこれらのメニューも加えて頂けると嬉しい・・・・・・そう、これらを食するたびに思うのである。
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2007年07月18日

12年来、4年振りの場所

以前、ここのことは2度程記事で触れている。
私の、“バーの原点”とも言うべき場所である。
以前の記事では、ここのことを『S』と呼んだ。が、検索してみるとHPも持っており『ぐるなび』にもページがあるこのバーをわざわざイニシャルで呼ぶ必要もあるまい。
そう思い、この程、思い切って記事にすることにした。

私の12年来の行き付けであり、本来の意味で“常連”と呼ばれるべき六本木のバー『SUNBUCA』である。
昨年少々顔を出したこのバーに、先日、またもや久し振りに行ってみた。そして、懐かしい顔に再会した。

『SUNBUCA』外観以前頻繁に通っていた頃とはすっかり様変わりした六本木の街を歩き、いつものエンピツビルの往時と変わらぬ階段を昇る。すると、往時と変わらぬドアが目の前にある。
あの頃の如く、ドアを開けて中を覗くと、先日は見ることが無かった懐かしいオーナーの顔が、そこにあった。
「いらっしゃいませ」
「こんばんは」
「お久し振りですね。4年振りですか?」
オーナーは、私がこの場所に来ることが無かった歳月をも覚えていた。

私がここのドアを初めてくぐったのは、今から12年も前のことである。当時、この店は開店1周年を迎えたばかりで、双方共にまだまだ若かったものである。今は、双方共にすっかり年を重ねてしまった。オーナーも往時よりも貫禄を付け、今や“六本木の老舗”と呼ばれるに相応しい年輪を思わせるようになっていた。が、それでも
「あの頃と変わらないですねぇ」
という言葉にすっかり気を良くしてしまったものである。

あの頃の如く、「ブルドッグ」で始める。最後に通った頃のバーテンダーが戻ってきており、あの頃と変わらぬ手つきで「ブルドッグ」を作り、出す。
話によると、一時は何時潰れるか冷や冷やしていた時期もあったとか。が、先頃出来た『東京ミッドタウン』の客が一本道のこのバーにも訪れるようになり、今では週末は(それほど広い店では無いとは言え)ほぼ満員の盛況であるとの由。それだけに、オーナーも30年来営業していた老舗バー『もぐらのサルーテ』の閉店に驚いていた。

そうは言うものの、この店とて往時と全く変わらない訳では無い。当然、新しい顔(このとき右目を腫らして絆創膏を貼っていた。聞けばシェイカーを振っていたときに勢い余って右目にぶつけてしまったそうな。もしかしたら『グランキャフェ』のバーテンダーM氏の“絆創膏”もそれに類似する状態であったやも・・・・・・)もそこに居る。そして、通い始めた当初は必死でシェイカーを振っていたオーナー(ちなみにこの方、サラリーマン出身である)は、全くカウンターの中に入らぬようになっていた。
私がここに来るのは、大抵開店直後である(このあたり、『カフェ・デ・ハーフェン』へ訪れるパターンと似ている)。が、無論そのまま閉店時間まで粘る訳では無いのである。ここの閉店時間は朝の5:00であるので、開店直後の18:00から11時間も飲んだくれる根性は、私には無い。

あの頃の、懐かしい話を交えながらあれやこれやと会話を交わす。ここは「イタリアンバール」と謳っているので、出てくる酒はイタリアの酒が多い。スプマンテは『ヴィノテーク』でフェアのとき(それ以外でも飲んではいるが)に貰った「フェラーリ」であり、私がここで好んで飲むのは各種の「グラッパ」である。
ただ、ここは当然カクテルも様々に出てくるので、あの頃よりも飲めなくなっていた私は、「グラッパ」は1杯だけに止めてカクテルを中心にオーダーをした。ここのカクテルメニューは、使う酒や強さや味わいを全て記載してある。故に、私は、ここでカクテルを覚えたと言っても良い。

今回飲んだのは「ブルドッグ」「グラッパ(銘柄は定かでは無いが、ブランデーの如き味わいのものであった)」「ホーセズネック」「サイドカー」そしてここでの〆の定番である「XYZ」の5杯。これに、新顔のバーテンダーが夕方買ったばかりだと勧められた帆立の「カルパッチョ」を含め、勘定は¥6,410。
(先日散々愚痴った『C』の“3杯で¥4,300”とはエライ違いである)
「XYZ」を注文したとき、オーナーはカウンターの中のバーテンダーにチェックの指示を出していた。ここ迄私のパターンを覚えていてくれたのが、また、嬉しかった。
これからは、以前のようにはいかぬやも知れぬがもうすこし頻繁にここを訪れると致そう。・・・・・・無論、「ハウステンボス詣で」に影響が出ぬ範囲内で、との但し書きは付くのであるが。
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2007年07月15日

発想の転換

台風が近付いていた。故に、既に電車の遅延も出ていた。
こんな日は、出歩くのは早めに限る。
と、このように判断した連休中日の今日、午前中から気儘な東京散策に出掛けた。

本日の散策は、練馬方面である。
ここには、米屋がおにぎり屋を経営している場所があると聞き、散策に出掛けた。
確かに、おにぎり屋はあった。そこで、おにぎりを購入し、夕食に食した。米屋が経営しているだけあって、なかなかに美味かった。
が、今日、印象に残ったのは其処では無かったのである。

『ケララバワン』外観

道中、昼食をしたためるべく周辺をうろつき回っていたら、インド料理店を見つけた。それが、この『ケララバワン』である。
(記事を書いた後にHPを見つけたので、リンクを追記させて頂く)
“インド料理”の名を見たときに、昨夏長崎で食した『MILAN』が脳裏に浮かんだ。駅ビルに入っているとは言え、あれも又、美味いレストランであった。何より、インドの方々であろう女性たちの柔らかくも温かなサーヴィスが嬉しかった。そこで、ふらふらとドアをくぐったものであった。

店内は、それ程広くは無い。恐らく20〜30席程度ではなかったか?
が、その店内の大半は客で占められていた。これならば間違いはあるまいと思い、示された席に着いた。
ここの店員は全員男性であった。恐らく現地の方であろうと思われたが、ホールに居た店員は全員日本語が達者であった。お蔭で、このテの店でよくやる“メニューを指差しての注文”をせずに済んだのはありがたかった。
(この“指差し注文”は思いの外鬱陶しいものである。時折下手な英語を混ぜたりもするが、意思の疎通に時間が掛かるのが少々しんどいのだ)

今回注文したのは「スペシャルランチ」¥1,080。カレー2種(幾つかのカレーから選択出来る)・タンドリーチキン・シシカバブ・ナン・ライス・サラダ・デザートのセットである。以前の『MILAN』でもタンドリーチキンが付いたセットを頼んでおり(以前の記事には書き落としていたやも知れぬが)、その味が忘れられずにこちらのセットを頼んだのである。

ここでも昼間から・・・・・・が、無論休日の今日である故、素面のままでいる訳では無い。待つほどのことも無く運ばれてきたのは「ビール」¥200とセットのサラダであった。
幾らか涼しいとは言え、雨の所為で蒸し蒸しした状態である。故に、ビールが爽快に喉を潤す。
サラダは、幾分豪快な千切りであったが、これはこれで美味かった。掛かっていたドレッシングは、恐らくサウザンアイランド系ではなかったかと思う。オーソドックスではあるが、これはこれでビールに合う。

しかし、デカいナンであったサラダを食し終わると、間髪入れずランチのプレートが運ばれて来た。このタイミングは、誠に見事なものだと思わざるを得なかった。
今回選んだカレーは「キーマ」と「野菜」の2種。「キーマ」の方は、さらさらのカレーにキーマ(挽肉)とグリーンピースが少々入っていた。「野菜」には、ぶつ切り(に近い大きさ)のジャガイモと人参、それに玉葱が少し入っていたように思う。何れも、粉を使わぬあっさりとしたカレーであった。
又、特筆すべきは、スパイスを使い過ぎぬ優しい味付けであったことである。「インド料理」を冠するレストランの味付けは、往々にしてスパイスがきつく、舌にまとわり付くような感じと胃に強い刺激を与えるものであるが、ここのカレーはそれが無かった。タンドリーチキンとシシカバブもまた、同様である。それ故に、胃を患った私でも安心をして食すことが出来たものであった。

更に驚いたのはナンの大きさである。ご覧の画像でもお判りかと思うが、こちらのナンは非常に大きい。プレートになど入り切らぬ程である。が、このナンは、少々バターを塗ってあったと思うが、何とも美味いものであった。これだけを食しても進んでしまう。お蔭で、見た目に驚いたナンも最後には食べ切ってしまった。
(ナンはお代わり自由となっていた。が、流石にお代わりには手が出なかった)
ちなみにライスは食べ慣れたジャポニカ米である。インディカ米を苦手とする私には、これは嬉しいものであった。

そしてデザート。
これが、今回の食事で一番驚き、また、感心をしてしまったものであったのである。

で、何に驚いたかと言うと
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2007年07月08日

江戸への邂逅

このところ、ここの記事は『徒然HuisTenBosch草紙』のタイトル通り、ハウステンボスにまつわる記事ばかりである。当然といえば当然のことなのであろうが、飽きっぽい私である故にいい加減記事を書くことに食傷気味である(・・・・・・と言うよりも、先日書いていた一連の記事「移り行く〜」と「隠れ家への〜」を書き、些か疲れてしまったのだ)。
そこで、今回はハウステンボスを離れ、都内のお気に入りの飲食店について触れることにした。予めご了承の程を。

さて、私が頻繁に通う飲食店は、大抵神田近辺に位置している。
(と言っても最寄り駅は神田駅ではなく秋葉原駅である)
随分前に書いた『万惣』然り、『竹むら』然り。
そして、もう一軒、折に触れて通う場所がある。
それが、蕎麦屋の『まつや』である。

ビルの狭間の『まつや』外観

これが『まつや』である。
先の戦争の空襲の被害を逃れたというこの建物、如何にも江戸情緒を醸し出していると言えなくも無いが、実のところ、この建物はビルとビルの間に挟まれるようにして建っている。見ようによっては情緒もへったくれも無い、と仰る向きも無い訳ではない。

戦災を免れた看板・・・・・・店先のこれらが江戸情緒を醸し出すしかし、店先に立つと、気分は一気に江戸にタイムスリップしたかの如くになることであろう。特に、看板の「生蕎麦」の文字を見て、店先にあしらわれた石灯籠とつくばい(手水であろうか?)を見ると、古き良き日本がここに甦ってくるかの如くに思われるのである。
この日は、昼食時をずらした15:00過ぎにここを訪れたのですんなり入ることが出来たのであるが、仮に昼食時や夕食時にここを訪れるとすると行列に並ぶことは免れぬ。その目を楽しませることも、この灯篭とつくばいの役割なのかも知れぬと思ったことがあった。
そのことからもお察し頂けるであろう、ここの席は、中央に据えられた大テーブル3つと6人掛けくらいの小テーブルが幾つかであるので、当然、何時行っても相席となる。それを苦にせぬ私は平気であるが、相席が嫌だと仰る方には残念ながらここの美味を味わって頂くことは出来ぬ。馬鹿馬鹿しい拘りなぞ捨てて相席を楽しむ余裕を持って頂きたいと思う。見知らぬ同士、その場限りの知己となり、会話を楽しみながら食事をするというのもまた嬉しく楽しいものである。

先ずは1杯蕎麦屋へ来てこれ無しでは始まらぬ、と、先ずは燗酒を注文した。ここの酒は辛口できりっと味が締まっており、心地よい飲み口である。
ちなみに、ここでは、夏でも冷酒は出さぬ。有るのは燗酒と常温の“冷や酒”であり、見ていると、夏場においても燗酒の方が出ているようである。
ちなみに、お通しは、甘めに練り上げられ、揚げた蕎麦の実が混ぜられた練り味噌である。これがまた、酒の辛さと良く合って美味い。

つまみはオーソドックスに焼鳥をつまみとして貰ったのは「焼鳥」である。
焼鳥とは申せ、お馴染みの串は無い。切った鶏をそのまま炭火で焼き、たれを絡めて出されるのである。
熱々の焼鳥に辛子を乗せ、食すと鶏の上質な脂をしつこ過ぎぬ様に辛子が中和しているのがはっきりと判る。また、添えられたレモンをかけても、また、美味い。
ぶれてしまっている画像では判り難いが、鶏の下には葱のぶつ切りが矢張り炭火で焼かれて盛ってある。これも、葱の甘みが良く出ていて、舌に旨味たっぷりの汁を滴らせながら喉に滑り込んでいくのである。

手打ちの工程を目の前で見ていたなどとつらつら書き連ねたものの、これまでは前哨戦である。
蕎麦屋の本道の蕎麦の話をせねば始まらぬ。
ご覧の画像は、「ざるそば」である。これは、都内の蕎麦屋にあるまじく、安いし量も大目である。昔の私であれば「大もり」もどうにかこうにか食せたものであるが、今や普通盛りで充分である。
それでいて、蕎麦は全て職人の手打ちであり、腰があって非常に美味い。夏は蕎麦の香りが少々飛んでいるから、と、胡麻風味のつゆを付けて食す「ごまそば」を勧められることが多いが、そんじょそこらの蕎麦屋では真似が出来ぬ程の美味いこの蕎麦に果たして胡麻の風味をつける必要があるのであろうか・・・・・・?と思ったことがあった。無論、「ごまそば」自体もさっぱりした蕎麦にこってりした胡麻の味が絡んで非常に美味いものである。

都内の蕎麦屋としては、ここは非常に安い。
これだけ飲食をして、払ったのは¥2,000である。内訳は、「燗酒」が¥600、「焼鳥」が¥700、「ざるそば」が¥700。
しかも、これだけで腹がはち切れんばかりになっている。都内でこの金額は驚異的とも言えるのではあるまいか。

こちらの店は、故池波正太郎氏が贔屓にしていたことで知られる。
同様に贔屓にしていた『竹むら』や『万惣』とも程近い。
故に、池波氏は『まつや』で食事をしたため、『竹むら』で甘いものを食しながら余韻を楽しむことも多かったそうである。
この日の私も、池波氏に倣って『竹むら』へ行き、夏の好物の「冷やししるこ」を頂きながら余韻を満喫したものである。
(蛇足ではあるが、この『竹むら』こそが、私の“甘いモノ嫌い”から和菓子を除外した切っ掛けになった店である)
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2007年05月13日

高過ぎるっ!

昨日、性懲りも無く六本木へ行った。
昨年久し振りに訪れた嘗ての行きつけである『S』というバー(営業中の店であるので実名はご容赦あれ)を再び訪れてみようと思ったのである。

しかし、行ったら
「本日貸切営業の為一般の営業はお断りしております」
との張り紙が。
実際、行きつけだった当時もこの張り紙に幾度も遭遇しており、その度に落胆しつつも翌週または翌々週に訪れる、というパターンを繰り返していたのである。そして、最近の土曜日は、近くのホテル(徒歩圏内に大きなホテルがある)にての披露宴やパーティーの2次会として貸切営業が多くなっているとの話を昨年の久し振りの来店の際に聞いていたので、こればかりは仕方が無いと、次のお目当てのバーに向かった。

ところが、“次のお目当て”であるバー『もぐらのサルーテ』の前には、いつもであればよく目立つステンドグラス風デザインのネオン看板が無い。訝しいと思ってよくよく見てみると、
「4月28日を持って閉店致します」
との張り紙が・・・・・・。
ここ『もぐらのサルーテ』には両手に満たぬ数しか通ったことは無いが、落ち着ける雰囲気と何よりも極上の「ギムレット」を飲ませてくれる得がたい場所であった。私は「ギムレット」が大好物であるが、それはこちらで頂いた「ギムレット」が大いに影響している。そして、最近では不味い「ギムレット」を飲んで印象を悪くするくらいなら、と、気に入った店では却って「ギムレット」のオーダーを躊躇することすらあるのである。
(故に、ハウステンボス内のバーで「ギムレット」を注文したことは無い。バーテンダーの腕が有るのは重々承知しているが、『もぐらのサルーテ』の「ギムレット」と比較するのがコワイのである)

私の癖は、気に入った店には幾度も足を運ぶが気に入らないことがあると途端に足が遠のいて記憶にも止めぬというものである。故に六本木にバーは数あれど『S』と『もぐらのサルーテ』以外の店にはトンと縁が無い。
そこで、折角来たことであるし、たまには違う店にも・・・・・・と思ってあちこち歩き回り、これまた嘗ての行きつけのレストランであったボリビア料理の『カントゥタ』(現在は閉店している)の近くのショットバーにアタリをつけ、入ってみた。

以後は当該ショットバーへの恨み節である。
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2007年02月26日

甘酒

070221_1219~01.JPG梅と言えば、これを忘れてはなるまい。

先日の『湯島天神』で甘酒を頂いた。
甘酒をコップに注いだ後、何かを甘酒に入れていた。色から
(蜂蜜を入れているのかな?)
と思ったのであるが、それにしては甘みが足らぬ。
訝しいと思い、良く良く味を見てみると・・・・・・入れていたのは梅酒であった。

『湯島天神』には梅酒の銘酒があるのだそうな。今回入れていたのも恐らくそれであったのであろう。
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2007年02月21日

旧岩崎邸庭園

TS2B0050001.JPG『湯島天神』を辞した後、近くにある『旧岩崎邸庭園』にも足を伸ばした。

此処は、明治時代に建てられた、三菱財閥の創設者である岩崎家の邸宅として建てられたものである由。
現在は都の管轄にあり、中も見学が可能である。

洋館部分と和館部分があり、いずれ劣らぬ豪華な作りが目を引く。
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ML_TS2B0044001.JPG『湯島天神』の梅園の中にある風景の一部である。

都心の中にあるとは思えぬ景色にしばし見とれ、思わずシャッターを切ったものである。
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奇縁氷人石

070221_1210~01.JPG「きえんひょうじんせき」と読む。

これは、江戸時代のもので、“尋ね人”の情報を伝え合うのに使ったものである。
江戸の住民は程度の差こそあれ、ほとんどが読み書きの能力を持っていた為、様々な場所(多くは人が集まる場所に建てられていたそうである)に建てられたこれに貼紙をし、情報交換をしていたのだそうな。

昔から多くの参拝客を集めた『湯島天神』故、これが境内に建てられたのであろう。この石は、一体幾つの悲喜こもごものドラマを見てきたのであろう・・・・・・。
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これで全部という訳では・・・・・・

070221_1159~02.JPG『湯島天神』で驚きもし、苦笑までもを誘ったのはこれである。・・・・・・そう、「合格祈願」の絵馬の山である。

絵馬だけならば大して驚きも呆れもせぬが、中には7つも8つも志望校を書き
「全部合格!」
などという虫の良い祈願などを見ると、
「天神様も大変であろうに・・・・・・」
と、同情を禁じ得ない思い迄もしたものであった。
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湯島の白梅

070221_1201~01.JPG湯島と言えば、泉鏡花の『婦系図(おんなけいず)』などが有名であるが、年配の方に伺うと「湯島の白梅」という歌でも知られるのだそうである。

・・・・・・という訳で、「湯島の白梅」の画像を。
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今日は

070221_1157~01.JPG先日の土曜出勤分の代休を、ようやく本日取ることが出来た。
普段忙しいものだからノンビリしようかと思ったのであるが・・・・・・
「折角だから何処かへ遊びに行かない?」
と言う母の言葉に付き合って、東京へ行って来た。
(敬愛するさだまさし氏も“親孝行は親が元気なうちでなければ遅い”と仰っていたことであるし・・・・・・)

そこで、行って来たのは此処である。画像は、『湯島天神』の鳥居下である。
今、此処では梅が花盛りである。
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2007年01月13日

スーパーエッシャー展

本日最終日となる、『スーパーエッシャー展』に行って来た。
場所は渋谷の「Bunkamura ザ・ミュージアム」である。「Bunkamura」と言えば、その昔(もう10年以上前になろうか・・・・・・)さだまさし氏が「シンフォニックコンサート」というオーケストラとコラボレーションしたコンサートを同施設内の「オーチャードホール」で開催したのを見に行ったことがあるので、そのとき以来2度目の来訪である。(余談であるが、中島みゆき女史が同施設内の「シアターコクーン」で「夜会」という一連の実験的なライブを開催していたこともあるのだそうな)・・・・・・が、うっかりして人の波に飲まれてしまい、広い「文化村通り」へ行かずその隣の細道である「センター通り」へ進んでしまったので慌てて横道を探したりもしたのであるが・・・・・・閑話休題。

ところで、エッシャーと言えば、実はハウステンボスが日本国内の著作権代理人になっているのだそうな。と言うのも、現在日本国内でも有数の(その数訳200点)エッシャーコレクションを所持し、しかも『ミステリアスエッシャー』という3D映像を用いたアミューズメントを場内で運営しているので、著作権を手に入れたのだそうである。(参考文献:「エッシャーに魅せられた男たち」野地秩嘉著 光文社知恵の森文庫)
ならば、どこかに「ハウステンボス」の「ハ」の字でもないかと思い、また、エッシャーは好きな版画家のひとりでもあるので(そうでなければわざわざ長崎はハウステンボスくんだりまで来て『メタモルフォーゼ』のグッズを纏め買いするなどということはするまい)、半ば慌てて最終日に駆けつけたのである。

さて、現地に着くと、そこには長蛇の列が出来ていた。既にエントランスのフロアには入り切らず、階段を延々と昇って建物の外にまで行列が出来ていた。
こんなこともあろうかと、私は、あらかじめ「ポケモン」関連のビジネス書(文庫版)を3冊持参していた。1冊目と2冊目の1/4程は電車の中で読み終わっていたので、その続きを行列に並びながら読んでいたのであるが、2冊目を読み終わり、3冊目も半分程読んでいたので、恐らく並んでいた時間は1時間40〜50分にはなっていたのではないかと思われる。

ようやくエントランスをくぐり、モギリのお姉さんにあらかじめコンビニエンスストアで購入したチケットを渡すと、半券と一緒に『スーパーエッシャー展』の現地購入のチケットの半券をくれた。無味乾燥なコンビニエンスストアのチケットと違い、こちらにはエッシャーの絵と主催・後援・協賛・協力のクレジットが並んでいる。我等がハウステンボスの名も、「協力」の項目にしっかりと記載されていた。
会場に入り、説明を聞くことが出来るDSlightを借りる(これは無料である)。指示に従ってヘッドホンを装着し、画面に従って操作を始めながら歩き出すと、すぐに最初の展示が並んでいるエリアに辿り着いた。会場内は人・人・人の波である。どうにか絵の傍に立ち、じっくりとっくりと絵を眺め始めた。

『スーパーエッシャー展』の内容は、というと
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2006年09月24日

和魂洋才のあんぱん

さて、東京ビッグサイトに行った帰り、「ゆりかもめ」に乗って新橋駅に着くと、フッと私の頭をよぎった言葉があった。

曰く「あんぱんが・・・・・・食べたい」

・・・・・・笑う無かれ。
甘いものが嫌いな私ではあるが、銀座の『木村屋總本店』で売っている「あんぱん」だけは年がら年中食しても飽きぬのだ。実はこのあんぱんが好きなのは我が両親も同様・・・・・・と言っても、最初に買い求めて食べさせたのは私なのだが。

『木村屋總本店』外観これが『木村屋總本店』である。
この地に開業したのは明治7年のことと聞く。明治維新によって職を失った士族の木村安兵衛翁がパン作りに目を向け、新橋に『文英堂』なるパン屋を開業したのが明治2年。その後、明治5年に『文英堂』が類焼し、バラックでの営業の傍ら
「日本独自のパンを」
という意思の元、酒種を使用した(当時のパンはビール酵母をイーストの代わりに使用していた)あんぱんを開発し、その後に銀座に店を出したのだそうな。現在でも、様々なパンが並ぶ中、あんぱんは木村屋の主力商品である。

『木村屋總本店』酒種あんぱん(チーズ)『木村屋總本店』チーズ中身今回購入したあんぱんは3種。先ずは、変り種の「チーズあんぱん」である。
これは、ご覧の通りチーズ餡のパンである。ほんのりと甘い生地にチーズの塩気が絡み、何とも美味い。チーズ好きの私であるからこれは好物のひとつであるが、かなり好き好きが分かれるものであろう。
このような変り種には、今の時期であれば・・・・・・そう、「栗あんぱん」なども入るであろうか?栗を裏ごしした餡を使った正に栗そのもののあんぱんである。

『木村屋總本店』酒種あんぱん(ケシ)『木村屋總本店』ケシ中身続いて「ケシあんぱん」である。こし餡好きの私であるから、ここで購入する“あんぱん”は、この「ケシあんぱん」と「桜あんぱん」ばかりである。むろんつぶ餡の「小倉あんぱん」もあるし、「白あんぱん」も「うぐいすあんぱん」も売っている。
この「ケシあんぱん」は、しっかりと焼きこまれている(故にボロボロ落ちることがほとんど無い)ケシの食感が面白いあんぱんである。

『木村屋總本店』酒種あんぱん(桜)『木村屋總本店』桜中身そして、最後にこの「桜あんぱん」をご紹介させて頂きたい。
この「桜あんぱん」こそが『木村屋』の木村屋たる所以である。明治天皇の花見の為の行幸の際、立ち寄られた徳川昭武公(徳川慶喜公の実弟)の屋敷で献上されたのが、この「桜あんぱん」である。天皇はこれを喜ばれ、召し上がった後で引き続き宮中にも納めるようにとのお言葉を賜ったのだとか。そして、徳川慶喜公も謹慎先の静岡でこれを食べて心を慰めていたらしい。
そして、この「あんぱん」を見出し、天皇への献上を進言したのは山岡鉄舟翁である。勝海舟翁と共に江戸城の無血開城に奔走し、当時は天皇の侍従の職に付かれていた山岡翁は、知人の紹介で来店したこの銀座の『木村屋』で食べたあんぱんに“見かけは西洋、中身は日本そのもの”という「和魂洋才」を感じ取り、あんぱんを天皇に召し上がって頂くよう進言したのだとか。そして、あんぱんの中央にご覧の桜の塩漬けを埋め込んだのは、他ならぬ木村安兵衛翁の妻であるぶん様のアイディアによるものであるらしい。
・・・・・・前置きが長くなったが、食べてみると、これは人気商品になるべくしてなった、と申し上げるしか無いのでは無いかと思われる。形は小さいがずっしりと持ち重りのするあんぱんは、噛むともっちりとした独特の食感を歯に伝え、餡はさらりと舌の上でほど良い甘味を残して溶ける。桜の塩漬けの味が上品な甘さの餡の味にアクセントを与え、飲み込むと余韻を惜しむかのように胃の腑に滑り込み、何ともいえぬ満足感を与えてくれるのである。

次回の帰国時にはこれを持って行こうか、などとも考えている。
チェックイン後に、いつもの部屋でハウステンボスの街並みと海を交互に眺めながらあんぱんを食し、ゆったりと茶を喫する・・・・・・。
贅沢かな、と思わぬでも無いのであるが。
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2006年06月12日

ブラヴィッシーモ!

ここのところlivedoor BLOGの調子が悪い。
いつ記事を投稿してもエラーが出る有様で・・・・・・。
(有料版の私にこの仕打ちとは・・・・・・もうやだ〜(悲しい顔) まさかもはや「出て行け」とでも言っているのではあるまいなちっ(怒った顔)
こんな仕打ちが続くのであれば私は“完全に”ブログを移行することも視野に入れねばなるまいか、などとも考えていたりもするのだが、如何?

恨み節は、まぁ、このあたりにして。

さて、TDSで(TDRで、と言っても過言ではないが)唯一純粋に楽しんでいるイベント「ブラヴィッシーモ!」。
これは、ネズミやらアヒルやらがさほどでしゃばって来ないので、ディズニー嫌いの私にとっては見良いのである。いくらディズニーのイベントとは言え、どこもかしこも・・・・・・となると息が詰まる。だから、1日を締めるイベントくらいは全くコヤツラが出てこないイベントを見せて貰い、気分良く家路に付きたいものである。

これが出てこなくても・・・・・・それなのに、何故か一度はコヤツが出てくる。はっきりと撮ってはいないのでなんだかは判らないと思われるが、これはシンボル的な存在のネズミのキャラクターである。それも流れ云々ではなくわざわざ入れているような不自然さであるので(オープニングの意味があるとしても)無くても良いと思うのは私だけであろうか?

水の効果1水の効果2水の効果3いらぬオープニングの後、ようやく本編が始まる。まずはこれ、噴水と照明を使った特殊効果である。青い照明の下、スモークで視界を揺らし、噴水が光を反射して幻想的な光景を作る。まるで以前ハウステンボスで行なわれていた「クリスタルイリュージョン」を彷彿とさせるものである。(尤も「クリスタルイリュージョン」の方は七色の光を使い、見ている我々が蕩けるが如くの光景を作っていた。それに比べれば子どもだましであるが、それは、まぁ、致し方あるまい)

水の精「ベリッシー」1水の精「ベリッシー」2ひとしきり“水の光景”を見ると、「水の精 ベリッシー」が登場してくる。これはその外観と水のイメージから“女性”の様相を呈していると言えるであろう。流れる音楽も女性の美しくうっとりする声であるので、心休まる思いがする。

火の効果1火の効果2火の効果3一瞬照明が途絶え、不意にプロメテウス火山が噴火する。すると、あちこちで狼煙の如く火が上がり、あろうことか水の上を火が走る。あちこちで火が上がり、今度は火によってこの世にありえぬ光景が出現する。

火の精「プロメテオ」1火の精「プロメテオ」2ここで登場するのは「火の精 プロメテオ」である。ゆっくりと首をもたげ、あちこちを睨み付けるかのごとくゆっくりと首を回す。バックの音楽は男性の低い力強い声で、これを聞くと私などは首筋がぞくぞくする思いがするのだ。(どうやら私はオトコの背中だけではなくオトコの声にも弱いらしい・・・・・・尤も、オトコとは言ってもさだまさし氏の高い声はそういう感情とは無縁であるのだが)

火と水の邂逅クライマックスは美しき「水」と力強き「火」の邂逅(巡り会い)である。「火」の肩越しに見える「水」も、「水」を透かして見る「火」もとりどりに美しい。「恋人達の邂逅」をモチーフにしているとのことだが、本来ならば相容れない「火」と「水」が互いに寄り添う様は見事のひと言に尽きる。

エンディングイベントが終了すると、「プロメテオ」がこのように光る。
どうやら「火」と「水」が一体化した、ということであるらしい。

ディズニーのイベントの見事さは、このようなストーリー性に尽きると思う。(だからキャラクターが邪魔なのである)それが故に嫌いだ嫌いだと言っている私も楽しむことが出来る。
これをハウステンボスも取り入れることが出来ぬであろうか?例えば「観光丸」を使うような出航のイベントを今の花火に絡めるだけでも格段にストーリー性が出るであろうし楽しみも倍増すると思われるのだが。
posted by daydreamer at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月11日

¥3500と¥2280

これが値段の差かも知れぬ。
そう、自分に言い聞かせた。
双方の値段を比較すると、ざっと¥1220もの開きがあるのだ。この差も当然であろう。
そう思わなければ諦めきれぬ食事であった。

『真藍』茄子・薩摩芋『真藍』メゴチ・薩摩芋『真藍』南瓜・隠元・イカ・キス
『真藍』エビ『真藍』ご飯・赤だし・漬物『真藍』水菓子

こちらは、ハウステンボスの『真藍(さあい)』の天ぷらコースである。「茄子・薩摩芋・南瓜・隠元・イカ・キス・エビ3本・ご飯・味噌汁(赤だし)・香の物・水菓子」が付き、締めて¥3500。天ぷらは目の前で料理人が揚げたものを供するのがここ『真藍』の流儀である。(手が空いているときには居酒屋スペースの注文の天ぷらを揚げていたりするので、ここの職人はずっと人前に立ち放しである)
ここの天ぷらは美味い。 わーい(嬉しい顔) 今でもそう断言できる。
何も付けずに素材の味を感じても良し、天つゆをちょっと付けてその味わいを楽しむも良し、天つゆに付ける時間を少々長くし、ややしっとりめのコロモを味わうも良し。
これでこの値段は安価に過ぎると思わせるものである。
この食事をしたときの記事を以前投稿している。宜しければご参照あれ)

さて、前記事でも申し上げたが、ある方が
「ディズニーシーなら『櫻』の天ぷらが美味しかったよ」
と仰った。失礼ながらTDRの食事には失望している私であったが、そう言われると確かめたい気分になり、また、この場所ならば焦がれて止まぬハウステンボスとは違って気軽に行ける故にお試し感覚で行ってみた。

『櫻』天ぷら盛り合わせこちらがTDSのアメリカンフウォーターフロント内にある『レストラン櫻』で供している「天ぷら盛り合わせ」である。内容は「蓮根・薩摩芋・茄子・茗荷・舞茸・ホタテ・キス・エビ2本」であった。
無論のこと、こちらの天ぷらは『真藍』と違い、厨房で揚げてから皿に盛り付けたものが運ばれてくるのである。

先ず、蓮根を口にしてみた。思いの他カリッと揚がっている。シャキシャキの食感も残しており、天つゆとの相性も良い。

これならば・・・・・・と思い、次に薩摩芋を口にした。瞬間、(?)という疑問符が頭の中で躍った。
コロモしか口の中に感じないのである。
驚いて今かじったばかりの天ぷらを見てみた。すると、有り得ぬほどに薩摩芋が薄く切られている。
だからコロモしか判らなかったのか、と疑問が氷解すると共に、情けなくなった。ご存知の方も多かろうと思うが、千葉県は、薩摩芋の有数の名産地である。江戸時代に青木昆陽先生が薩摩芋の栽培を始めたのは、実に、千葉県内(当時は“上総の国”と呼ばれていたようであるが)でのことである。この栽培に成功したが為に、全国各地に薩摩芋の種芋が配られ、それ故に薩摩芋の栽培が始まったのだ。その、薩摩芋と縁浅からぬ場所にある和食レストランの薩摩芋がこれとは・・・・・・。 もうやだ〜(悲しい顔)

こうなると、もはや美味さなど感じられぬ。
茄子は、期待した舌を焼く熱さは無く、温(ぬる)かった。
茗荷はグニャッとしていた。
舞茸は、苦みがしっかりと出てしまっていた。
ホタテにしても温(ぬる)さは同様である。天つゆを少し多めに付けて食せば幾らか違うかも知れぬ、と天つゆに付けてからワインを注ぎ、さて食べようかと箸で持ち上げると、コロモがボトボトと落ちてしまった。しかも、コロモの裏側は膜を張ったかの如くに白くなっている。これは、粉をその場で溶かずに作り置きを使った故であろう。
残りのキスとエビは半ば義務的に口に運んだに過ぎぬ。それでもあまりの期待外れの味に、エビを1本残してしまった程である。 ちっ(怒った顔)

『櫻』ご飯『櫻』味噌汁『櫻』漬物

「天ぷら盛り合わせ」には食事は付いていない。その為、「ご飯セット」を合わせて注文した。それがこの写真である。
ご飯と味噌汁(具はナメコと三葉である)は、それなりに美味かった。が、一緒に出てきた漬物を見て涙が出そうになった。別々に頼むと「ご飯」が¥200、「味噌汁」¥200でこの「ご飯セット」が¥400であるので漬物は無料同然であると思われる故、この量も当然やも知れぬ。それでも大根がたったの4切れである。
(ディズニーはアメリカから入ってきた文化故に「四」を忌む日本の風習に囚われぬと見える)

逃げるように会計を済ませ、『櫻』を出てぼそりとつぶやいた。
「ああ、『真藍』の天ぷらが食べたい」と。
(ちなみに現在『真藍』は改装の為休業中である・・・・・・)
posted by daydreamer at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何をトチ狂ったか・・・・・・

オトコの背中が好きである。
特に、肩甲骨の辺りから腰にかけてのラインが、たまらなく、良い。
キレイなラインを描く背中を見ると、思わずゾクッとくる。薄い布地越しに見ても良いが、ナマで見るのであればもっと良い。
が、コレは観賞用で、惹かれる背中はまた別である。
肉が付いていても良い。キレイなラインを描かなくとも良い。多少丸まっていても良い。
その肩の荷を感じつつも、それでも守るべきものを背に庇えるような背中に惹かれるのである。
・・・・・・何の話をしているのか、私は。あせあせ(飛び散る汗)

それはさておき。

あれほど嫌いだ嫌いだと言っている『TDS』へ行って来た。しかも1人で。
私には、ごく稀にこういうことがある。が、無論のこときっかけ無しに行く訳では無い。
今回のきっかけは職場での話であった。
ある人から
「ディズニーシーなら『櫻』の天ぷらが美味しかったよ」
と聞いたので、真偽を確かめるべく訪れたのだ。

天ぷらの話は、また次の記事にでも書かせて頂こう。(今書くとどのような罵詈讒謗を浴びせかけることか判ったものではない・・・・・・ ふらふら
『櫻』で「天ぷら盛り合わせ」と「ご飯セット」を遅めの昼食として食べた後時刻を確認すると、ディズニーのイベントで唯一好きなものである「ブラヴィッシーモ!」まではまだまだ時間があるので(それはそうであろう。そのときの時刻は17:00少し過ぎである)、時間調整でも、と『ミスティックリズム』を見に行った。

『ミスティックリズム』劇場劇場の外観はこんな感じである。知らぬ方がご覧になったならば
「何故ディズニーシーのパーク内にこんな倉庫が?」
と仰りかねないようなものであろう。が、ここにお並びの方々はここでショーが行なわれることをご存知の方ばかりであるので、そのようなアホな感想は、ついぞ聞こえてはこなかった。

『ミスティックリズム』舞台1『ミスティックリズム』舞台2『ミスティックリズム』舞台3





開演前の舞台はこんな状態である。ショーの最中に舞台を撮影する訳にはいかないので載せた写真であるが、これで大体の様子をご想像頂けるであろうか?このショーは、乱暴に言ってしまえば、水の精霊・樹の精霊・大地の精霊・火の精霊と動物達に扮したダンサーが繰り広げるアクロバティックなダンスショーである。

ここで、最初のワケノワカラナイ話が生きてくる。
実は、大地の精霊のシーンは、男性のダンスが主となっている。そして、衣装は上半身を覆うものが殆んど無い状態なので、大好きな背中をナマで多く観賞できる。
力其い動きやストンプの際に力が入り、その度に背中の筋肉が動く。
思わずウットリと眺めてしまう、美しいライン。
いや、実に良い目の保養をさせて貰ったものである。
(流石に見入っただけで、表情が変わることは無かったのであるが)

そう言えば、ハウステンボスでも『HANKS』という男性のダンスショーをゴールデンウィークあたりでやっていたらしい。
残念ながら私は見ていないのだが、そこでならオトコの背中を思う存分観賞できたであろうか?
・・・・・・とは言え、少しでもエロティックな演出がされているのであったのならば酷評するのだから難しい。あくまでも“無心”であるからこそ“そそられる”のだから。
そもそも背中がきれいな男性は・・・・・・って、今日の私は少々おかしい。頼むから、誰か止めてくれ〜 もうやだ〜(悲しい顔)
posted by daydreamer at 00:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 東京散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月15日

ポケモン弁当

12月の帰国の際、最終日は早々に帰宅したのはみなさん周知の事実であろうが、その際に“軽い昼食”のつもりで購入したのがこの「ポケモン弁当 ピカ☆中華」である。
コレを見つけたのは、東京駅の駅弁販売コーナーであった。


ポケモン弁当(弁当箱)


これは、その外観から、ターゲットは子どもであろう。
その為に量も抑えられているので、あまり多くは食べられないときの昼食としても良いかと思う。
(一時、若い女性が「お子様ランチ」に群がった時期があったが、あれと考え方は同じである。たくさんの種類が少しづつ盛り合わせてあるので、摂取エネルギーもそれほど多くはなさそうであるし、何より少量であれば胃に負担がかからないのが良いのである。)


この弁当箱はプラスチック製であるので、弁当を食べ終わった後も小物入れなどに再利用できそうである。・・・・・・が、この外観からまさか職場で使う訳にはいかないであろう。それだけが玉に瑕である。


ポケモン弁当(中身)


この弁当の中身は、この写真を参照されたい。
「チャーハン風炊き込みご飯、肉団子の甘酢あんかけ、鶏肉の唐揚げ、餃子(但し中身はチーズ)、うずら卵、アスパラガス、にんじんの甘煮」である。これに、デザートのつもりか「ポケモンの絵柄のラムネ」と「いちごミルク飴」が付いていた。
食べてみると、大人向けのものよりも味が薄めであり、存外食べやすいものであった。コレについているのは割り箸ではなくプラスチックスプーンであったのも食べやすさの一因であろう。(チャーハン風のご飯は油を使っているので割り箸ではポロポロとしてつかみにくいのである。)

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posted by daydreamer at 01:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 東京散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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